経済的なクルマの維持と運転について
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経済的なクルマの維持と運転については大きく分けて三つの要素がある。
ひとつは経済的な購入、二つ目は経済的なメンテナンス、三つ目は運転方法である。

@なるべく安く買う。
ディーラーと親しくなるといろいろと便宜を計らってくれることがあるので、親しいディーラーや自動車屋さんで
購入すると良い。しかしながら相手も商売だからどこまで価格交渉できるかが問題。
結局見積もりを取って安いところから買うしかない。いろいろと便宜を計らってくれるのをどのように評価するかが
問題だが、新車の場合は安く買い叩こうと、言いなりに高く買おうと、保証は全く同じである。
中古車の場合には安物買いの銭失いということもあるが、安いから程度が悪いとか、高いから大丈夫ということも無い。
しっかりと自分の目で選び、納得して購入することが重要だ。
何となくシャキッとした感じのしない車は事故車だったり、調子の悪い車が多い。サスペンションの劣化や、板金の
ひずみなどが視覚的に捉えられて、何となくバランスが崩れているように見えたり、だらしない感じに見えるものである。
旧車の場合にはサビと、部品の破損、部品の欠品に注意が必要。
中古車の場合、事前にチェックリストを作っておき、各項目のチェック漏れが無いようにすると良い。
ヤフーのオークションでは巧く買うと意外と安く購入できるが、遠方の場合は実車の確認も困難でなかなか良い車を
購入するのは難しい。
プロの自動車専門オークションで買うことが出来ればよい買い物が出来る。業者のオークションは査定項目がしっかり
していて、価格は相場を反映しているからである。知り合いの自動車屋さんに頼んで落札してもらうか、あるいは最近は
注文を受けてから代わりに落札してくれる業者がある。
相場は人気によって上下するので、人気のある車両を購入しようとすると高くなる。あえて不人気車種を選ぶと非常に
安く購入することが出来る。性能的に非常に良い車が不人気車種であることもあり、そのような車種は狙い目である。
ただし、不人気車種はそのクルマを売るときにも人気がないと安値でしか売れないので、乗り潰す覚悟で乗ることが必要。
乗り潰すといっても本当にトコトコン乗っても良いが10年も経過すれば、どんなに高い人気車種でも不人気の車種でも
同じスクラップとしての下取り価格になるのだから不人気の中古車を安く買って乗るのはトータルで見ると非常に
安上がりとなる。
ただし、部品の入手困難な車や部品の高い車種は避けるべきである。
しかしながら、外車の消耗パーツは並行輸入で意外と安く入手することができることがあり、外車の場合の方が国産車より
トータルで維持費が安上がりということもある。

A安く維持する。
修理は中古(リサイクル)パーツを使う。
リサイクルパーツと言っても本当に中古のパーツと、完全に再生したリビルドパーツがある。
消耗性の部品、たとえばオルタネーターやスターターなどは中古のパーツではなくリビルド製品、つまり再生した部品を
購入すると良い。
ディーラーではリビルド製品を使ってくれないところもあるが、町の自動車屋さんでは頼めば使ってくれる。
インターネットで自分で取り寄せて持ち込んでも良い。
特にオルタネーターや、スターター、ドライブシャフト、エアコンのコンプレッサーなどのリビルド品は専門業者が主要な
パーツを交換して再組立てしており、性能と寿命は新品の部品と全く変らない。
リビルド品が無いものは、程度の良い中古品を探して使用するが、その取り付け時にブラシやベアリングの消耗・劣化の状態を
良く調べ、必要ならばブラシやベアリングを交換してから装着する。
ボディや内装関係のパーツ、つまりクルマのボディを凹ませた場合などは解体車のボディ・パーツを巧く使うと安上がりに
修理が出来る。
最近はインターネットで中古パーツの検索もできるので便利である。まれに新品パーツより高い値段をつけている業者が
あるのでその点だけは注意しよう。
簡単な工具は揃えてできる限り自分で修理する。維持費を安く抑えることができるし、自動車の構造がわかり故障した
ときにもちょとした対処が自分でできる。
オイルはディーラーで使っている程度のオイルにしよう。高価なオイルを使うのは無駄以外のなにものでも無い。
カー用品店やガソリンスタンドはオイルから利益を得ようとしているので一般的に高い。交換工賃がオイルの価格に
反映されている。その点一般的にはホームセンターのオイルは安いが自分で交換する必要がある。
ディーラーでオイル交換をすると意外と安い。ただし、定期点検までも一緒に頼むと結構な費用を取られるので要注意。
タイヤはネットの安売り業者から購入して最寄のガソリンスタンドに持ち込んで組み替えてもらうのが安上がりである。
ただし、タイヤの組み替えに慣れていない店員のスタンドもあるので注意が必要。
バッテリーもネットで購入するのが安い。ただし、復活させた再生バッテリーは寿命が短いので、新品のバッテリーを
購入すること。

B車検は自分で取ろう。
車検は、意外と簡単に更新できるので、ユーザー車検として自分で陸運局にクルマを持ち込んで車検を取ろう。
ユーザー車検については別項でも記載しているが、いろいろなホームページで紹介されているように必要な書類を揃えて、
要点を満たせば車検は簡単に合格させることができる。

マーチ・スーパーターボの車検に必要な費用の比較
  ニッサンディーラ ユーザー車検
基本料金27825円
自動車賠償責任保険22470円22470円
重量税25200円25200円
印紙代1100円1700円
検査代行手数料14700円
用紙代60円
合計91295円49430円

C任意保険に安く加入しよう。
任意保険は、保険会社によってかなり保険の掛け金が異なるのでインターネットで見積もりをして安いところを選ぼう。
ある年に安かった保険会社が翌年も安いとは限らないので、毎年更新時に検討する必要がある。
ただし、国内の中小保険会社の中には経営が苦しいためか、いざ保険金の支払いとなると渋る業者もあるので注意が必要。
外資系の保険会社は一般的に保険金の支払いはスムースである。
また保険の料率は突然上がったり下がったりするので、更新時のタイミングが難しい。前年よりも保険料が大きく
下がっている場合は対象となる車両の料率が下がっている場合が多く、そのときには料率が再び上がる前に早めに
更新した方が良い。
1975年以前旧車の場合はエース保険のクラシックカー保険が良い。一定の条件(1975年以前の車両、年間走行距離が
少ないこと)を充たすと非常に安価な保険料である。

D無駄なものを購入したり装着しない。
ガソリンスタンドで勧められる添加剤や、燃費改善や性能向上を謳うインチキ器具を購入しない。
こういう余計なものを買うとムダな金額が急増して維持費が不当に高くなる。
カー用品店の品物は結構高いものが多い。まれに掘り出しものがあることもあるが、カー用品店には安い品物は少ない。
プライペートブランドのタイヤなどは安いときがあるが、ネットで購入した方が安いことが多い。

E燃費が良くなるような状態にする。
点火プラグを適切なインターバルで交換する。
タイヤの空気圧をチェックすること。規定値より10%程度圧力を高めにしておくとタイヤの磨耗の点からも燃費の点からも
好ましい。
トランクにガラクタを一杯詰め込んで走っている人があるが、トランクに余計な重い荷物を積んだままにして、走る倉庫の
ような状態にしてはならない。

F経済的な運転を心がけよう。
なるべくブレーキを踏まないような運転を心がける。これが経済的な運転の最大のコツである。
あとはムダなアイドリングを避ける。つまり暖気運転や、エンジンを掛けたままの長時間の停車をしないこと。
ガソリンスタンドを選ぶ。セルフスタンドの安いところで給油する。ただし中小のスタンドの中にはガソリンに石油製品を
混合して水増しした粗悪ガソリンを販売するところがあるので注意が必要。エンジンの調子が不調になるのでわかる。
石油商社と提携しているクレジットカードで値引きの特典や、マイレージの有利なカードを利用すると良い。


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