生まれたからには最後の日もある。 これは必ず、誰にも訪れる日だ。明日かも知れないし、20年後かも知れない。 誰もが一度生まれたからには必ず最後の日がある。穏やかにその日を迎えたい。 |
思い残すことがないように | 思い残すことがないようにやりたいことをやっておこう。思い出をなぞるのも良い。訪れてみたいところを訪れるのも良い。何年も会っていない昔の友人と旧交を温めるのも良い。やりたいことはやっておこう。 |
遺産のこと |
遺産があれば負の遺産(借金・負債)であれ、正の遺産であれ、分割で揉めないように配慮しておく必要がある。中途半端な遺言はトラブルのもとだ。
公正証書にしておくのが間違いないが、遺留分というのもあり、余りに偏った配分を遺言に記載しても問題が発生する可能性もある。
全く遺言を残さず、常識的な配分を期待するのが良いが、残された遺族が揉める恐れのある場合は公正証書にしておくのが良い。
相続税がかかるほどの財産を持っている人は、相続税がかからぬような配慮。つまり、生前相続をするとか、贈与をして税金が少なくなる方法を事前に実施しておくのが良い。
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遺品のこと |
遺品として残るもので、価値があるのに相続した者に価値がわからないとゴミとして処理されてしまう恐れがあるので、遺品の上手い処理方法を伝えておくことが重要である。
つまり、骨董品や、コレクターアイテムなど時価としての価値はどれくらいなのか、また高く売れる処理方法(売却方法)を伝えるようメッセージを残しておくことである。
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病気の末期 |
医療の進歩とともに最近は治癒の見込みがないにもかかわらず、生かし続けることができるようになった。ビニールホースや電線につながれて心臓だけが動いている状況に置かれてしまう。 治療により改善の見込みがない場合はムダな延命処置は不要であるという意思を表す書類を作っておくと良い。 |
元気なうちに準備をしておくこと |
死後残しておきたくない私信などがある場合は早めに処分しておく。 葬儀などについて、どのように実施して欲しいが希望がある場合は書面にして残しておく。 特に葬儀に来て欲しい人のリストは作っておくと良い。 |
死を受容できない場合は |
死に対する不安があるのが普通である。何か自分自身の信仰を持つのも良いし、死について語り合うことで、気持ちの準備が出来ることもある。
死についての不安があればこそいろいろな小説やエッセイが書かれていることもあり、読書の中で死を読むことも参考になる。 |