健康について

健康はいうまでもなく基本だ。
コロンと死ぬのは良いが、点滴や流動食のチューブに繋がれて長生きしたくはない。
ポックリ寺などがあるからひと思いにコロっといきたいという願いは昔から一緒だ。
無理して健康でいるより、好きなものを食べて好きなだけ酒を呑んでコロリと早死にするのも良いが、半身不随になったりすると惨めだ。

食事食事には気をつけよう。食べすぎも小食も良くない。
3食決まった時間帯に適量を食べることだ。
特に脂肪と食塩の取り過ぎに注意しよう。
たくさん摂取すると良いのは新鮮な野菜だ。生野菜はバリバリ食べよう。最近はオイル抜きのドレッシングなどという妙なものがあるが、オリーブオイルやサラダオイルのたっぷり入ったドレッシングで食べるとビタミンが補えてよい。
カリウムはナトリウムの害を減らすのでカリウムの摂取に配慮したい。じゃがいもや、豆類、果物などにカリウムが多い。
外食ではラーメンは高脂肪と高塩分の典型だからなるべくならば食べない方が良い。
また、油焼けしているような食品、揚げ菓子、安物の揚げ物などは酸化した脂肪が蓄積する原因でさらにフリーラジカルを持っているので健康に害がある。
醤油で減塩醤油というのがあるが、名前からして不味そうな名前だが、実際はナトリウムの量が減らされ、代わりにナトリウムと化学的な性質が似ているが、健康に役立つカリウムが含まれている。
やや味の違いが気になるかも知れないが、出来ればこれを使うと良い。
食塩も精製した食塩はまさに塩化ナトリウムそのものなので、塩化カリウムやマグネウシムなど有用ナミネラルをたくさん含む岩塩を使うと良い。少量で効果がある。ただし日本で販売されているのはほとんどが海塩であり、岩塩を売っている店は少ない。
栄養とかバランスとか言わないで、好きなものを好きなだけ食べるのも人生かも知れない。
お酒 酒の飲みすぎは肝臓に影響があるし、血圧にも影響がある。しかしながらストレス発散という意味もあるし、赤ワインにはポリフェノールも含まれているし適量の酒は健康に良い。
一般に醸造酒には不純物がたくさん含まれる。特に日本酒にはフーゼル油などが含まれ、二日酔いしやすいので注意が必要。
その点蒸留酒(ウイスキー、ブランデー、焼酎、ジン、ウォッカなど)は純粋なために酔い覚めも良いが呑みすぎる傾向があるので注意が必要である。
ビールは痛風を引き起こすし、日本酒は糖尿を起こしやすいことも考慮に入れておこう。
酒を飲むときは食事と一緒が好ましい。食事以外で呑むときにはかならずアテ(ツマミ)を食べること。
日本酒なら魚などタンパク質を含むものをつまみ、酒だけ飲むのを避けること。洋酒ならチーズやソーセージ、ハムなどをつまむ。
適量は人により違うがビールなら1リットル以下、日本酒なら2〜3合、ワインならハーフボトルというところだろう。
深夜に呑むのは良くない。飲酒は零時にはやめる。また昼間の飲酒は良くない。
お菓子 適量の菓子は良いが、余りに糖分の多い菓子をたくさん食べるのは糖尿病の原因になるし、中性脂肪を増やすことになる。
注意しないといけない菓子は糖分の多いもの、脂肪の多いケーキ、そして肥満につながりやすい餅菓子である。
特にスナック菓子といわれる駄菓子は酸化した脂肪も多く、塩分も多いので注意が必要だ。
間食は肥満につながりやすい。
果物 果物は健康に良いというイメージがあるが、程度問題だ。果糖は身体に吸収されやすく糖尿病の原因になる。
適度の果物の摂取は良いが、食べすぎは良くない。
果物に含まれるカリウムは健康に非常に重要な成分でたくさん摂取しても余分もカリウムは排泄されるのでカリウムに関しては心配は不要だ。
睡眠 睡眠は十分取ろう。年齢を取るに従い不眠を訴える人が多いが、実際は睡眠不足ではなく、早い時刻の就寝のために早朝に覚醒したりするつし、代わりに昼間にウトウトしていたりすることが多い。
深夜まで起きていて零時過ぎに就寝するクセをつけると良い。
早朝に外が明るくなると目が覚めやすいのでアイマスクを準備しておくと良い。
6時間睡眠があれば十分である。
運動 毎日身体を動かすようにすると心臓や血液の循環を推進し、筋肉の動きを維持するのに良い。
歩くのが一番である。万歩計をつけて毎日の運動量を測るのも良い。
自転車やエアロバイクも良い。
テレビの前に座って過ごすのが一番不健康である。
姿勢 加齢とともに姿勢の悪い人が多く、猫背になりいかにも老人といった姿勢になる人が多い。気持ちを若く持ち、胸を張ろう。
シャンとした姿勢をすることで若くいられる。
椅子には深く腰掛け胸を張る。歩くときはやや大きめの歩幅でしっかり歩こう。
タバコ タバコが健康に害のあることは明らかだ。好きで吸っている人は喫煙で自分の寿命が短くなることは気にならないだろうが回りの人を巻き添えにしては駄目だ。
最近はニコチンパッチやガムもあり、健康保険まできくようになった。禁煙にチャレンジして周りに喜んでもらおう。
吸わないのが格好良い時代だ。
血圧 自分の血圧の状態を知っておくと良い。日内変動といって一日でも時刻によって血圧が大きくが違う。
どのようなときに高いのか、自分の正常な血圧を知っておく必要がある。血圧計で定期的に測定することで体調も把握できる。
高い血圧状態が続くと、心臓に負担がかかるし、脳卒中のリスクも高くなる。さらに腎臓の合併症がおきる可能性が高くなる。
心臓病 血圧やストレスは心臓病の原因になる。
定期的に心電図をとるのが良い。脈が乱れるたりドキドキするのは自覚できることもある。
心臓にときどき痛みがあれば受診して精査するべきである。
日本人の生活パターンは外国にますます似てきたがそれと比例して心臓病の発症率も上がっている。
脳卒中 血圧が高い場合に脳卒中のリスクが高い。昔は脳出血が多かったが、最近は脳梗塞も多い。ポックリ行けば良いが、半身不随になると惨めだ。
血圧をコントロールして必要な場合は真面目に血圧降下剤を服用する。
寒いときに暖かい部屋から急に寒いところに出たりすると卒中の発作を起こすことが多いし、狭心症を起こすこともある。
糖尿病/血糖 なんらかに理由で糖代謝が異常になると糖尿病になる。定期的に尿糖を検査すると良い。
悪化すると視力が低下したり、歩行が困難になったりする。
食事療法と程度な運動が欠かせない。
痛風/尿酸 美食家の病気といわれる。珍味とビールに尿酸が多く含まれている。
イクラやキャビア、イカ、ウニ、エビなど旨味の多い食品は尿酸のもととなるプリン体を多く含んでいる。ビールも尿酸が多い、美食家はビールをほどほどにしてビール以外の酒を呑むべきである。
痛風になると、多くは足の親指が腫れて痛みを訴えるが、万力で挟んで締め上げるような痛みと表現されるように地獄の責め苦に等しい痛みらしい。
ガン 科学が進歩したとはいえガンは治療にほど遠い状況だ。
他の病気がコントロールされて、他の病気で死ぬことは少なくなった。で、死亡するとしたらガンくらいしかなくなってきたのだ。
ガンの治療はなかなか進まないが、末期の痛みについてはモルヒネカクテルや座薬などコントロールが進んでいるので余り苦しまないで死ねるようになりつつある。
ガンも治療できるようになったら死ぬ原因がなくなってしまうので長寿に苦しまねばならないようになる。
適当な年齢で人生を終わりにするケリをつけてくれるのがガンだと理解していても良いのではないか。
ガンの中でも早期に発見すれば、治癒率の高いガンがある。
胃ガンや、乳ガン、前立腺ガン、甲状腺ガンなどは早期発見の場合の生存率(治癒率)が極めて高いので、早期発見の努力をする、つまり検査を受けることによってムダなガンによる死を避けるべきである。
クスリ 病気の治療のために必要な薬剤は真面目に服用するべきであるが、まだ投薬過剰のケースもある。
昔はたくさん処方すると医師が儲かる仕組みになっていたのでベラボウな種類と量の投薬がなされていたが、最近は多少落ち着きつつある。
それでもムダな投薬が多い。必要最小限のクスリを処方するのが良い医師である。余りに多い薬をくれる医者には注意使用。
買薬マニアがいて、いろいろな薬、特にビタミン剤や最近流行りのサプリメントなどを飲みまくる人があるが、気分的に安心かも知れないが、多量のビタミン剤やサプリメントは害があるかも知れない。
クスリに作用(効果)があるということは副作用もあるということで、副作用のないクスリは作用(効果)もないということになる。
常に功利のバランスを考えて服用する必要がある。
民間医療でキノコやら漢方やら服用する人もあるが、そんなものに高額の出費をするくらいなら他に生活を豊かにするように使った方が健康的な生活が出来る。
医師と病院/開業医 医師もピンからキリまであるが、誰が名医で誰が藪医者かなかなか判り難い。
こちらの話をうまく聞きだして、しかもじっくりと聴き、納得するまで説明してくれるような医者が良いが、多忙な診察時間に要領の悪い患者の相手をしているとなかなか理想的にはいかない。
受診するときはなるべく空いた曜日と時間帯を狙っていくことが大切。
開業して間がない開業医は開業資金の回収しか頭にないので、患者のことなど関心がない。開業医は経営が安定したところに行くと良い。
開業医の良し悪しを見分けるためにはインフルエンザワクチン接種の価格を尋ねてみると良い、インフルエンザワクチンは健康保険の対象ではなく自由価格だから金儲け指向の開業医は高く請求するし、良い医師は妥当な金額しか請求しない。
良い医師をみつけたら家庭医として長期親しくして置こう。家族の病状や体質もわかり最適の治療をしてくれるし、いざというときにも適切な方法をアドバイスしてくれる。
重篤な病気の場合、つまり、内臓を切除したり、大手術をしなければならない場合は、セカンドオピニオンを得て判断したい。
専門医も意見が分かれる場合もあるので、じっくり意見を聞いて自分で判断しよう。ただ、病態の進展があるような場合には急いで判断しないと病状が悪化する場合がある。


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