熟年毒言(独言)
© 2003-2006 熟年フォーラム 禁無断転載 


社会に関して勝手に独断(毒断?)で独言したページです。
思いつくままに戯言を書き加えてくいく予定です。
皆様のコメントを掲示板やメールでお寄せください。
年齢をとると文句が多くなり、愚痴っぽくなり怒りやすくなるのを見てきたが自分がその年齢になると、まさにその通りになった。
脳動脈硬化か、老化現象なのか、それとも脳が萎縮しはじめているのかも知れない。
人類が生まれてこのかた年寄りは若者や社会に立腹してきた、今の若者も年齢を重ねる毎にこれから文句が多くなるだろう。


銀行の手数料もおかしい

銀行の窓口で逆上して行員のネクタイを引っ張って逮捕されたという新聞の記事を読んだ。
店員が釣銭を作るために銀行の窓口で350円を5円硬貨に両替することを頼んだら、
315円の手数料を要求されたというので逆上したという。
先に郵政の民営化で苦言を呈したのと同じで、350円の両替でほぼ同額の315円
要求されたら逆上しない方がおかしい。
硬貨や紙幣50枚までは両替も無料らしいが、それ以上になると315円徴収されるらしい。
5円硬貨が50枚以下になるように、つまり250円の両替にすると手数料が無料になりますと
どうして窓口でアドバイス出来なかったのだろうか。
きっと行員の態度が慇懃無礼だったのだろう。
行員のネクタイでクビを締めあげたくなる気持ちは良く判る。
店員は逮捕されたが、対応が悪くて客を逮捕させるような銀行は使いたくない。
2007.10.25.


郵政の民営化

郵政の民営化が行われた。 実感するのは手数料が上がっただけで、庶民には何のメリットも感じられないことだ。
先日戸籍謄本を取り寄せるために手数料450円相当の定額小為替を手に入れようとした。
定額小為替は小額の送金に1枚10円と安価な手数料で便利な送金手段だった。
今回驚いたのは、定額小為替の手数料が1枚100円になったということだ。
450円を定額小為替にすると、400円1枚と50円1枚になる。
手数料はそれぞれ100円だ。
50円の定額小為替を作るのに100円の手数料を徴収される。
額面より手数料が多いという妙な事態が理解できない郵貯の感覚を疑う。
郵便法で現金の郵送を禁止しておきながら、定額小為替の手数料が高いのはおかしいし、
現金書留の郵送料も法外に高い。
で、戸籍謄本を取り寄せはどうしたかというと500円の定額小為替1枚を購入して
手数料を100円支払った。役所の戸籍係は50円の切手で返金してくれた。
2007.10.16.


ATMの時間外利用

ATM、つまり、現金自動支払機の利用だが、時間外は有料だったり、割り増し手数料が徴収される。
そもそもATMは機械なのだから、時間外という発想がおかしい。機械が残業するわけでもなし、
単にATMとホストコンピューターがつながっているだけだし、夜間や休日にはホストコンピューターも
休暇を取るわけではない。
ということで銀行側には時間外のATMの利用により、余分な経費が発生するわけでもないのに、
あたかもヒトが手で作業をしなければならないと言わんがばかりの態度で時間外は有料です、とか
割り増し手数料を徴収する、といって大儲けしている。
この仕組みがおかしいという疑問も持たず、文句を言わずに、淡々と手数料を支払っているヒトが
いかに多いか考えさせられる。
2006.5.16.


スーパーのレジで腹が立つ

たかがスーパーでものを買っただけなのに、レジ係りがレジを打つ前とレシートを渡したあとに丁寧に
両手を前に揃えて挨拶する。
そんなことに配慮するくらいなら、サッサとレジを打って、並んでいる客をいかに早くさばくかを考えたらどうだ。
2006.4.26.


さらにスーパーのレジで腹が立つ

レジ係の手際の悪さにも腹が立つが、代金を支払う客も鈍いヤツが多い。
だいたいいくらくらい買ったかわかるはずだから、その程度の現金を出して即座に支払う準備をして
置けばよいものを、レジ係が全部居入力し終わってから、おもむろに財布を出して、それから
小銭を探して支払っているヤツが多い。
さんざん小銭を探した挙句に1万円札で支払いをして、釣りにもらった千円札をまた丁寧に財布に
しまいこんでいる。小銭もいくらくらい持っているのか事前に知っておけ、と言いたいし、
釣りでもらった札もレジの前を離れてからゆっくりと財布に入れたらどうだ。
2006.3.28.


銀行も腹が立つ

低金利で100万を定期にしておいても数百円も金利がつかないのに、銀行の窓口の手数料は
その金利よりはるかに高い数百円を徴収される。
しかも、客を待たせずに処理してくれるならともかく、窓口に並んで、伝票まで書かされる。
役所からの振込み伝票には振り込む者の氏名と住所が印字されており、誰が送金するのか
明白なのにもかかわらず、振込み依頼票などという伝票を書かされ、長時間待たされて
ムダな時間を費やされ、高い手数料を取られても立腹しない客が居るのがさらに腹が立つ。
午後2時になると、本日扱いはできません、と言われ、明日付での送金になるにもかかわらず
送金手数料は数百円も取られる。
もっと怒る必要がある。


有料道路の料金所にて

有料道路の通行料金を支払うためにゲートに並んだが、ゲートが混雑しているにもかかわらず、料金所の
係員にながながと道案内を頼んでいるドライバーが居た。
空いたときなら良いが渋滞しているゲートでこんなことをするドライバーの脳みそが理解できない。
料金所の係員も「混んでいますので、どこかガソリンスタンドにでも寄って聞いてください」と
対応すれば良いものを、他の車が並んでいるのを横目に長々と相手している。
2005.11.29.


高速道路の料金

高速道路の料金が高い。
高速道路を500メートル走るたびにチャリンチャリンと10円硬貨がこぼれていく音が聞こえるようだ。
通常高速を走行するとガソリン代より通行料の方が高くなる。
カートレインのように車を載せて運んでくれるなら燃料費より高くても納得できるが、燃料はこちら持ちで
通行料が燃料より高いのはどう考えてもおかしい。


車の走行位置について

田舎道などで辛うじてすれ違いのできる狭い道路を走っていると、突然道路の真中を走ってくる対向車が多い。
相手の車は左に車を寄せようとするが、それまで道路の真中を走っていたのでハンドルをちょっと切った
程度では車の後部が道路の真中に残っている。
道路はテメェだけのものじゃない。
いつなんどき対向車が来てもよいようにブラインドコーナーでは常に左に寄せて走るべきだと思っている。
2005.11.27.


高速道路の工事

高速道路で工事で車線規制がある。
長い区間をカラーコーンで囲って車線規制される。
制限速度も低く制限されるし、今まで2車線で流れていた車が1車線に入るので
当然ながら渋滞する。
工事する方はのんびりと作業している(ように見える)。作業していない区間も
規制されている。
日本人はおとなしいので、黙って我慢する。渋滞して時間が掛かったから
といって通行料が割引になる訳でもない。
日本では高い通行料を取りながら走る車に対する配慮が無い。
高速道路を通って長距離ドライブすると、高速道路の通行料が高速道路を走るために
要したガソリン代より高いのに憮然とする。
日本のガソリンの価格には高額の税金が含まれていてたださえ国際的に高いのだが、
走行距離あたりのコストを算出してみると、その高いガソリン代よりもキロあたりの
通行料の方がもっとが高い。
高速道路の通行料がガソリンより高くつく国は日本だけに違いない。
2005.11.25.


トイレ

トイレのドアがノブをつかんでドアを引っ張らないと出られないウチ開きなのは腹が立つ。
特にノブが濡れていると、手洗いをした後て濡れた手で触ったから濡れているのか
それとも尿で濡れた手でノブを触ったのか判らないからだ。
外開きなら乾いた部分を押して出ることができるし、場合によってはドアを蹴りながら出ることができる。
トイレのドアは外開きにするべきだ。
2005.11.11.


取締りの原則

安全な場所で、制限速度が低く、誰でも速度を出すようなところで速度違反の取締り。
取締りの場所は違反車両を引き摺り込みやすくて、キップを切るようなスペースがある場所。
速度を出すと危険な場所では決して取締りは無い。
取締りは、取り締まればたくさんひっかかる場所が選ばれる。
つまり、安全な、誰でも速度を出すような場所で、制限速度が低いところがターゲットになる。
道幅が広く、交通量が少なく、歩行者と人家が少なくて見通しの良い場所は取締りのポイントだ。
取締りは飲酒検問と年末は別として、昼間で悪天候でないときに行われる。雨天では取り締まる側も
大変だから天気を選んでいるのだ。
駐車禁止は、その区画の一辺、つまり交差点から交差点までを同時に取り締まる必要があることから、
違反車両の少ないところが警察の取り締まりの目標にされる。
閑静な通りで通行の迷惑にならないような場所でも駐車禁止に指定された道路なら、1台だけ止めれば
あっさりとやられる。
交差点から交差点までの距離が長く、一度に数十台も停まっていたら取締りは難しい。
同じ道路に停まっている車の一部だけを摘発したのでは問題になるので、同時に全部摘発しなければ
ならないからである。
かくして都心での違反は見逃され、駐車禁止にしなくても良いような郊外の空いた道路で駐車違反が
摘発される。
2005.11.3.


制限速度

制限速度の設定はどのようにして決定されているのだろうか。
普通の道路での最高速度は60キロということで、歩道もないような国道で端の方を歩行者や自転車が
走っているような道路の制限速度が60キロ。
一方、自転車も歩行者も入れない自動車専用道路も60キロ制限。
また、「高速道路」と名前がついている阪神高速のような道路でも60キロ制限である。
ストレートの60キロ制限の自動車専用道路で誰が制限速度を守っているだろう。こんな道路で60キロで
走れば追い上げられるか、下手をしたら追突されかねない。
阪神高速北神戸線は全線60キロ制限であるが、流れている速度は100キロを超えている。
自動車専用道路の制限速度は少なくとも60キロ以上、たとえば70キロとか80キロにするべきである。
高速道路と名のついた道路も制限速度は少なくとも80キロ以上で走れるように設計し、適切な
制限速度にするべきだ。
実態と余りにかけ離れた制限速度は取締りで違反者をたくさん摘発しようとする警察には
便利かも知れないが、誰も制限速度を守らなければ実質的に制限速度が意味を持たなくなる。
2005.10.31.


交通安全協会

免許の更新にいくと、いつも「はい○○○○円」と言われる。
「えっ、そんなに手数料高くないはずだけど・・・」というと、そこで初めて
「交通安全協会費が含まれています」と説明がある。
「で、それは強制的に入らなければならないの?」と尋ねると、ようやく
「任意です」という説明がある。
じゃどうして最初から「任意ですが、交通安全協会に加入してくれませんか」
と言わないのか。
錯誤を利用して、あたかも免許更新のために払う必要があるかの如き取立てである。
昔からこのやり方は変わらない。
免許更新のときだけだからとほとんどの人は意味もわからずに素直に支払っている。
「任意なら加入しません」と答えると、係員は嫌な表情をして、横のメモに何やら
書き付ける。(免許証番号を控えているという話もあるが、どんな仕返しがあるのだろうか)
昔は警察署の中で免許更新の申請をしていたが、係員と前述のようなやりとりをしていたら、
横に居た警察官から、「交通安全に使う安全協会費を払わないのか」と凄まれたことさえある。
しかしながらこの費用の用途が良くわからない。
交通安全のための看板などを作っているとか、交通安全のための活動をしている、などと
漠然とした説明しかないし、パンフレットにも詳細な説明は記載してない。
道路標識を作る費用だ、なんて変な説明を受けたことさえある。
インターネットで調べるとホームページを開いている交通安全協会はたくさんあるが、
東京交通安全協会をはじめとして、多くの協会では決算報告を公表していない。
北海道と岐阜県の交通安全協会は珍しく決算報告と予算を公表しているが、
明細はわからないような漠然とした数字のみが公表されている。
東京や大阪は企業からの寄付が多いとかで個人に無理矢理加入させるような
活動はしていないと聞いたことがある。
筆者の居住している県は以前から心理的な圧力を加えたり、窓口での自動的な
徴収によって加入させる悪名高い県であるが、ホームページも無く、情報公開も
されていない。
加入率は都道府県で大きく違うようだが、福岡県では約4割と公表されている。
全日本交通安全協会は41億円余りの事業収入があるし、北海道は21億円、
岐阜県は14億円余りなどという数字から推定すると全国で少なくとも数百億円前後の
予算が動いていると思う。
以前某テレビが特集を組んで全国各地の交通安全協会の実態がいかに無茶苦茶であるかを
取材して放送したことがあったが、ドライバーの関心は低い。
はっきりしているのは警察官の定年退職後の受け入れ機関であることだ。
本当に必要な費用なら年会費として払うことはやぶさかではないが、十分説明のない
活動には1円でも払えない。
2005.10.7.


車間距離

意識的なのか、それとも意識していないのか判らないが、だんだん前の車から遅れて車間距離が
広がるクセの運転者がある。
渋滞状況だと後ろの車はイライラするし、道路脇からは横断しようとする人が車の列が途切れたと
勘違いして変なタイミングで飛び出してくる。
車がコンボイ状態で走行しているときは適度な車間距離を保ちながら車の流れに遅れず、
進まずついていくのが安全上良いと思う。渋滞の解消にも役立つかも。
2005.9.16.


酷道

昔の国道は舗装も完備していなくて、走るのには本当に残酷な道、つまり酷道だった。
最近は国道は完璧に舗装されており(もっとも三重県の国道25号線に見事な未舗装の
ダートが今でも存在するが・・)農道でさえ舗装されており、ダートの運転を楽しむことさえ
できないようになった。
ところが最近気づくのは田舎に行くと村落を避けて見事なバイパスが出来ている。
一方大都市の郊外では相変わらず昔のままの国道で拡幅もされず、急なカーブも
改修されないままの酷道が多い。
我が家の近くに改修で直線部分のみ2車線化して、急カーブになった途端に昔の
1車線のままの国道がある。知らないドライバーにとっては罠のような道路だ。
このカーブで何台の車が飛び出したことだろう。
何人怪我をしたことだろう。死者もあったと思う。
車にかかわる税金は一杯支払っているので、せめて国道だけでも安全に走れるように
改修して欲しいと願っている。
2005.9.13.


保険金不払い

「<保険金不払い>大手5社で12万件、総額50億円」というニュースが流れている。
自動車保険の不払いの原因については、担当者の手続き漏れをチェックするシステムが
不十分だったと説明しているが、そんなことは決してない。
これは意図的な不払いだと思う。
保険を契約するのは積極的でも支払いは消極的なのがほとんどの保険会社の態度だ。
請求が無いのに、保険でこれだけ支払いますよ、なんて保険会社が親切に言ってくれる訳がない。
保険に加入しているわれわれはもっと勉強して賢くならなければならない。
保険の約款はわざと難解な文章で、さらに読み難いように小さい文字で、しかも
薄い色で印刷してある。
保険を使うような事態になったときは、これこれの費用が請求できますよ、なんて
アドバイスしてくれる保険コンサルタントのようなビジネスを始めると良いかも知れない。
以前も被害事故の保険料の支払いについて某保険会社と交渉したが、事故部門の担当者は
まるでヤクザまがいの態度だ。
もっとも悪質な板金屋は事故の修理で高額に膨らませた修理代金を保険会社から
せしめている実態もあるし保険を食い物にする悪徳業者が多いので保険会社も
慎重な面もあるだろうが、もう少し加入者に目を向けて欲しい。
2005.9.10.


煙草のポイ捨て

横断歩道を歩いて渡ろうとしていたら、渋滞で横断歩道の上に停止していた車の窓から
火のついた煙草がポイ、と横断歩道上に投げ捨てられた。
とっさに拾って「落ちましたよ〜」と言いながら窓の隙間から、車の中に投げ込もうとした、
と家人に話をしたら、「お馬鹿なことをすると刺されたりするから・・・」とたしなめられた。
煙草を吸わない人は火のついた煙草を窓から捨てるなんてことはしないが、愛煙家の何割かは
火のついた煙草を車の窓からポイ捨てしている。
山火事の原因にもなる。もちろんゴミにもなる。
愛煙家の方は火のついたタバコを車外にポイと捨てたりすると、筆者のような変人が拾いあげて
即座に車の窓から放り込んで返却してくれるので要注意。
2005.8.25.



速度取り締まり強化区間

名神高速道路の天王山トンネルと梶原トンネルの間に「速度取締り強化区間」と表示が出ている。
「危険な場所だから速度を落としなさい」という表示なら判るが、「速度取締りを強化している区間なので
注意しなさい」というのは安全のために速度を落とすというよりも、取り締まられないように
速度を落として走りなさい、あるいは、「(速度を出すなら)取り締まられないように注意して走りなさい」
というようにも解釈できる。そもそも「危険か安全か」が大切なのに取り締まりにヤラれるか、
ヤラれないか、が問題になるのはおかしい。
「取り締り」という言葉は「御用!御用!」と十手をかざす岡引(おかっぴき)を連想させる。
「取り締り」という言葉は日本固有の言葉で英語に同義語はない。英語にあるのはcontrol; regulate;
supervise; crack down; disciplineなどで、管理する、制御する、調整する、統制するなどの意味を持つ。
日本では法が守られるように管理するという発想はなく、単に違反を摘発するという意味の取り締まりしか
ないのは残念だ。
ちなみに違反切符を受け取った人も違反の事実を反省している人は極めて少ない。
「運悪く捕まった」とか「ヤラれた」とか「引っかかった」と言って、切符を切られた事実を後悔したり、
腹を立てている。
安全に走行しようというより、警察の取り締まりに引っかからぬように注意して走る車が多いのは事実。
警察の取り締まりは交通安全には効果が無いのではないかと思う。
2005.5.17.


クルマは長く使った方が環境に優しい

資源を有効に活用するということは、スクラップ化してリサイクルするより、
スクラップ化しないことの方が重要だ。
つまり、クルマはできる限り修理して使う。故障したパーツは極力リビルドして使う。
資源を大切にすることも重要であるが、解体処分で発生する二酸化炭素や土壌汚染などの
環境破壊がもっと怖いからだ。
新型車は排気ガスが綺麗で燃費も良いという。
たしかに走行する段階だけをみればそうかも知れないが、新車の生産のために多量の
エネルギーを使い、製造のために大量の二酸化炭素を発生させている。
旧い車は排気ガスが汚いなどとお役人は主張するが、本当に環境にやさしいのは新型車に
乗り換えることではなく、今乗っている車をきちんと整備して、大切に長期間乗り続けること
ではないだろうか。
2005.2.7.


案山子(かかし)

夜間走行していると、警察官の肩掛けベルトと腰ベルトの形に光る反射板がある。
ギクリとして速度を落とすウブ(初心)な人もあるかも知れないが、もはや誰もがあれを見て警官が
立っているとは思わない。
それにしてもドライバーはカラス並あるいはそれ以下の知能しかを持っていないと思われているのか
馬鹿にされたものだと思う。先日は岐阜県の山の中で警官の絵をそのまま等身大に描いた看板を見かけた。
速度に注意しなければならない地点なのか、カーブが危ないのか、何に注意して走行しないといけないのか
ということをドライバーに伝えることこそ安全対策だと思うが、そんなことよりも警官がいるぞ、と山道に
警官型の反射板を乱立させて安全運転対策をしていると考えているとしたら警察もお粗末きわまりない。
免許更新のたびに徴収される高額の交通安全協会費は、警官(あるいは天下りの警察幹部)の飲食と
カカシ型反射板や看板のために使われているのかも知れない。
2005.1.10.


横断歩道の信号の長さ

専用信号のついている横断歩道では日本の横断歩道が世界で一番青の時間が長いと思う。
日本では遠くから横断歩道が青になっているのを目にして急ぎ足でやってきても横断歩道を
渡りきることができるだけの長い時間、信号が青のままである。車の運転者はイライラしながら
信号が変わるのを待っている。
外国では歩行者は信号が変わるのを待ち、道路を横断するが、早足で歩いてちょうど
渡り終えるくらいのタイミングで歩行者用の信号が赤に変わる。老人、ハンディキャップの人や
子供にやさしくないような気がするが、当然ながら歩くのが遅い人が渡っているときは信号が
変わっても車はちゃんと発進しないで待っている。
歩行者用の信号の時間が短いことを知っているから、外国では横断歩道の信号が青だからといって
決して人は遠くから走りこんだりしない。走っても間に合わないことを知っているからだ。
外国では横断歩道は必ず信号が変わるのを待って横断するものである、と認識されている。
それに対して日本では、誰もが横断信号が必要以上に長いことを知っており、走れば十分間に合うことを
知っているから、歩行者が遠くから横断歩道の青信号を見て駆け込んだり、あるいは信号が変わっても
走り込んで横断したりする人が現れる。
外国の横断歩道と日本の横断歩道とどちらが危険なのか、明白であるし、渋滞の緩和のためには
横断信号の時間を可能な限り短くするべきである。
国道でひとりかふたりの歩行者が横断し終わって、他には誰も横断しないのに車はじっと待機し、
横断歩道が赤になる寸前に歩行者が駆け込むなどという馬鹿な状況は今日もあちらこちらで見られる。


アイドリング

道路上で、また、駐車場で漫然とアイドリングを続けている車が多い。
排気ガスを増やし環境に悪い。燃料の無駄使いであり、騒音も発生させる。厳密に言えば車も痛むし、
乗っていれば振動も感じるし、決して快適ではないはずだ。
アイドリングをさせたままのジーゼルエンジンのRV車の喧しい音のする横で排気ガスの臭い匂いを
ものともせずに長話を続ける女性ドライバーの神経が理解できない。
どうして無神経に漫然とアイドリングを続けるのだろうか。
道路交通法でいう「駐車」にあたる場合は10万円以下の罰金が課せられることにもなっている。
スイスでは交差点の信号で停止したときに3台目以降はエンジンを停止させなければならない。
日本の渋滞した道路で同様にするのは難しいかも知れないが、良識的なドライバーであれば極力
アイドリングをやめるべきだと思う。


キープ・レフト

走行時には原則としてキープ・レフト、つまり左側の車線を走行することになっている。もちろん
左側から人や自転車が飛び出してきそうな道路ではその限りではないが、複数の車線のある道路で
中央寄りをノロノロと走られるのには閉口する。特に高速道路では遅い車は左側を走るべきであるが
なかなか守られていない。追い越し車線で前を走っている遅い車に追いつき、しばらく追従して車線を
譲ってくれるのを待つがなかなか空けてくれない。しかたなくパッシングライトで合図するが、
気付かないのか、気付いていても譲る気配が無いのか、左側の車線に移る気配はない。仕方なく、
ゆっくりと左側の走行車線に移り、通り抜けようとすると、突如ターンシグナルも出さずに車を
左に寄せてきたりする。
日本ではキープ・レフトで取り締まりをしたという話は聞いた事が無いが、ヨーロッパでは走行車線が
空いているのにダラダラと追い越し車線を走ると厳しく取り締まられる。
ドイツのアウトバーンなどでは追い越し車線はポルシェ、BMW、ベンツなどの高性能車の
独占車線のようなのものだ、追い越し車線でモタモタしているとピカピカっとパッシングライトを
点滅させてくるこれらの高性能車に追いつかれる。その追いつく速度は半端じゃない。
追突されるのではないかと思うくらいの相当な速度差で迫ってくるので、恐ろしくてすぐに道を
譲ることになる。アウトバーンで前の車を追い越すには後ろを十分確認して、加速しながら
追い越し車線に入るのだが、追い越し車線の後方に車が無いことを確認して追い越し車線に
入ったはずなのに、追い越しの最中に真後ろにポルシェなどに迫られて焦ることがある。
それくらい速い速度で高性能車が迫ってくるので、追い越すのは命がけになる。
かくして、アウトバーンではポルシェ、BMW、ベンツなどが追い越し車線を独占し、
それ以外の車は走行車線の流れにのって走ることになる。
ちなみにドイツやスイスでは追いつかれた車は車線を譲らないと厳しく取り締まられるし、また、
走行車線に移ってのすり抜けも厳しく取り締まられる。日本ではスピード違反と駐車違反しか取り
締まらないのと大違いである。


ガソリンの水抜き剤

ガソリンスタンドで給油するときに、水抜き剤を入れないとタンクが錆びますよ、と無理矢理に
高価な水抜き剤とやらを押し売りされる場合がある。特に女性ドライバーなどは良いカモになる。
「水抜き剤を入れなかったためにタンクに錆穴の開いた車を見たことがあるか?」と聞いてやるが、
スタンドの店員は、「でも、錆びると聞いています」と言う。 多少知識のある店員は、「タンクの
中で凝縮した水が溜まります」と言う。「だからこちらは常に満タンに保つように給油しているのだ」
と答える。こちらの機嫌が悪いと、「それともここのスタンドのガソリンには水分がたくさん
混入しているので水抜き剤を買ってください、と言うのか?」と反論することもある。
最近の車はガソリンタンクがプラスチックのものもあり、高価な水抜き剤なんて不要だということを
スタンドの店員は知らない。要するにあれはガソリンスタンドの利益補給剤なのだ。
悪徳なスタンドほど押し売りもどきに売り込んでくる。店員にノルマのあるガソリンスタンドも
あるようだ。ガソリンの水抜き剤はガソリンスタンドの良心度を測るバロメーターかも知れない。


狭い道での離合(すれ違い)

田舎道などで狭い道路ですれ違いが困難な場合、対向車を確認したら素早く停まり、対向車と
すれ違うのを待つようにしている。うまくすれ違える場所で停止できれば良いが、こちらも
向こうもすれ違う余地のある場所ではない、と判断して止まらざるを得ないときもある。
そんなときにすれ違いが困難にもかかわらず突っ込んでくる車も多い。
すれ違いができるかできないかの判断がつかない程の鈍い感覚のドライバーか、1センチでも
前に出たら早く通過できると勘違いしているのだろうか、それとも突っ込んで相手の車に
バックさせようと圧力をかけるつもりなのだろうか。
バックする場合は自主的に素早くバックすることにしている。お互いが鼻を突き合わせてから、
どちらがバックするかを睨み合って時間を無駄にしているうちに、車の後ろに別の車がやってきて
ピッタリとくっつけるので前進もバックもままならなくなる。
対向車とすれ違いのために早めに道幅の余裕のあるところで停まって離合を待っていると、
後ろから来た車がすり抜けて前に出て、その車のためにニッチもサッチもならなくなったこともある。
世の中には先の読めないドライバーが多い。




●コメントなどはこちら rolf_101@hotmail.com へメールでお寄せ下さい。
スパムメール防止のために全角文字でメールアドレスを記載してありますので、半角で入力しなおしてくださるようお願いします。

トップページへ戻る