筆者のお気に入りのレストラン・食事処のいくつかを挙げた。 良いレストランを紹介する多くの情報は、高いお店を紹介している。高ければ美味くてサービスが良いのは当たり前である。 世の中には高くて不味くてサービスの悪い店もそれなりにはやっているのが不思議だ。 安くても値段以上の味とサービスの店が好きだ。 コストパーフォーマンスの良い店、つまり払うお金以上の味とサービスの店を紹介したい。 ワインを市価の倍以下でワインリストに載せている店は良心的だと思って良い。ワインを市価の3倍くらいの値段でワインリストに載せているレストランはきっと暴利を貪ろうと料理の材料を落としているか、料理を手抜きにしているか、あるいは料理がべら棒に高くしてあるに違いない。 ひところネット上に「ジバラン」という自腹覆面レストランガイドがあった。この内容は非常に客観的な評価で良いレストランを選ぶのに大変参考になり、フランスのミシェラン以上の価値があると重宝していたが、中断しているのは非常に残念である。 昔、ある人に美味しいお店を教えて欲しいと頼んだところ、多くの人に知らせるとせっかくの穴場が混むから嫌だ、と断られたことを思い出した。 今回は、何度も行っている店から、一度で強烈な印象をもった店、極端に高い店から非常に安い店まで紹介したが、これらのお店は評判を聞きつけてやってきた客で繁盛したらますます頑張ってくれるのではないかと思っているので大いに利用して欲しい。 なお、今回紹介したレストランはほとんどがインターネットで検索すると名前が挙がってくると思うが、同名の店もあるので住所と場所を確認してからお出掛けるになることをお勧めする。 それぞれのお店の料理の値段は更新するようにしているが、その後変更になっている場合もあるので注意していただきたい。 (更新2011.1.11) |
ラビチュード L'HABITUDE (東京・牛込) |
★★★★お気に入りのフレンチレストランです。 10年近く前から好んで通っているレストランである。 レストランといっても気取っているのではなく、雰囲気はまさにビストロで、お店も大久保通りから程よく後退した奥に位置しており、入り口の黒板にチョークでメニューが書いてある。ガラス窓に白いカーテンが掛かり、壁にはフランスのポスターが貼ってあり、小さめのテーブルには小奇麗なテーブルクロスが掛かっている。 格好だけ派手で不味くて高いレストランが多いが、このレストランは落ち着けるし、静かに食事をしていると、ここはフランスではなかろうかと錯覚するくらいだ。 料理はコースで3000円弱と破格の安さである。 牛肉のワイン煮込みなどはこの店の名物で二人で分けても良いくらいのボリュームもある。 ホロホロ鳥のコンフィや鴨も良いし、日により新鮮な魚もある。 前菜の鳥レバーのムースやテリーヌも美味だ。 デザートもバラエティに富んでいる。 以前は女性のソムリエが居て、非常によく勉強していた人でこの人にワインをお任せで頼むとお値打ちな良いワインを選んでくれた。体調を崩して休んでいるというが、またお店に戻る日が早いことを期待している。 東京の真中でこんなにお値打ちに美味しい料理とワインを飲ませてくれるのが信じられない。料理の味、ワイン、雰囲気、サービス、価格、すべてに満点のレストラン。いつまでもこの雰囲気で、この味で、この値段であって欲しいレストランだ。 やはり良いレストランだと知っているのか外人もよく来ている。 場所は牛込警察のやや西(牛込郵便局の斜め前)にある。 東京都新宿区南山伏町3−5 ウインコート神楽坂1F 03−3260−8784 姉妹店のル・ロワズィール(東京都新宿区神楽坂3−2 山ノ内ビル1F03−3266−0633)もあるが、雰囲気はラビチュードの方が好きだ。お値段はル・ロワズィールの方が多少高い。 |
とん八 TONPACHI (名古屋・高岳町) | ★★★★お勧めのおでんです。 創業から60年と言われているが、いわゆる赤だし八丁味噌(豆味噌)で煮込んだ真っ黒な味噌煮込みおでん。 名古屋ではこのおでんをドテと呼ぶ。中京地区外から来た人はその異様な色にびっくりするが、フランス料理のソースでも似たような色ではないか。ほのかな甘味にかすかな苦味が混じった美味さは、重い赤ワインの美味さに通じるものがある。 見た目は非常に悪いが、味は美味。牛のすじ肉がメインだが、他に、ダイコン、タマゴ、すじ肉、里いも、はんぺん、豆腐などがある。 串かつもドブンと味噌だれに浸して食べる。 重い赤ワインと一緒に食べたら抜群だと思うが、ワインが無いのが残念。 名古屋には「とん八」という同名の店が多いので間違えないように。 名古屋市東区代官町32−5 052−931−2301 |
ふらんす亭 FRANCE TEI (大阪・中津) |
★★★★非常にお勧めのフランス料理店です。 オーナーの河瀬葉子氏は関西でも珍しいフランス料理の女性シェフとして、20年近くひとりでこの店を切り盛りしている。 ときどきフランスに出かけて勉強している熱心なオーナーシェフである。最近は営業は予約制で同時には1組か2組しか取らず、客の好みに合わせてコースを組み立てるようにしている。従って値段もまちまちだが、大体5000〜6000円 前後で頼むことができる。 昔はビストロという雰囲気だったが、今はプライベートなレストランという風格があり、それにふさわしい雰囲気と味である。隠れ家のようなところだから気心の知れた人と一緒でないと行かないことにしている。昔、外人と一緒のディナーをここでアレンジしたことがあるが、満足のいくもてなしができた。 大阪には同名で全く違う別の店があるので注意が必要。 大阪市北区豊崎2丁目11−15 TEL&FAX 06−6371−6020 |
ビーナス&マーズ VENUS & MARS (岐阜) |
★★★★非常にお勧めのフレンチレストランです。 やや判り難い場所にあるが、郊外の静かな場所で、欧風の雰囲気を漂わせた建物だ。ドアも古びていて、入り口が壊れかけた感じなどフランスそのもので、ドアを開けるときから雰囲気がある。 内部はメゾネットになっているが、アンティークな家具が落ち着いた感じで部屋の雰囲気も良い。 オーナーシェフの杉原茂樹氏はスイスの5つ星レストランで修行したという経歴の持ち主で、本格的なフレンチが楽しめる。 ソースが凝っていて美味。プレゼンテーションも良い。数種類出てくる自家製のパンも美味でおかわり自由だ。 コースで2500円と値段も非常にお値打ちな価格だ。 冷オードブル、温オードブル、スープ、サラダ、メイン、デザート、コーヒーで2500円は破格の安さだ。 しかも料理やソースに工夫があり、手抜きがしてない。オードブルには自家製のハムなども使われており非常に良い。サラダやデザートも形だけのものではなく、サラダはしっかりとしたドレッシングがかかった本格的なものだし、デザートも大きな皿に3品ほど本格的なデザートが載っている。 ワインも極めて割安な価格でサービスされている。ワインの種類がもう少し多くても良いかと思う。 サービスも非常に良い。トイレは広くて綺麗でいつも掃除が行き届いていることも特記しておく。 オーナーは手の空いている限り客をドアまで見送ってくれる。きめ細かな心配りとサービスには感激する。 ここで食事をするために、遠方からでもわざわざ出掛ける価値のあるレストランだ。 岐阜市北島2−2−6 058−231−0656 |
ラーモニー・ドゥ・ラ・ルミエール L'harmonie de la Lumiere (岐阜) |
★まあ普通のフレンチレストランです。 ラーモニー・ドゥ・ラ・ルミエールは舌を噛みそうな長い名前の岐阜にあるフレンチレストランだが、店主の山村氏は、20年ほど前に六本木のオー・ミリューで、一世を風靡した料理人ということで、グルメには有名な店で、新幹線を途中下車しても行くという人があると聞いたので出かけてみた。 部屋はこじんまりしており、百合の花が飾ってあり落ち着いた中にも豪華な感じがする。もっとも百合は香りが強く、レストランに相応しい花かどうかが問題である。 ワインリストは充実しているが、選んだ白ワインの在庫が無いと言い、似た種類のワインを持ってきて見せてくれた。そのワインはラベルがビショビショに濡れて剥がれそうになっていたのにびっくり。ここでは白ワインを常時冷水に漬けて保管してあるらしい。 数日前に予約したときに、どのコースにするか尋ねられていたので9500円のコースを指定しておいたのだが、着席すると最初にメニューを見せられ、メインを牛肉、子羊、鴨から選ばせてくれた。 アミューズは無しで、最初に出たのは定番の生ハムメロンとフォアグラのソテーを貝柱の上に載せたもの。温製のフォアグラはなかなか美味でやや甘口の白ワインと良くマッチした。 スープは冷製のゼリー。 パターが大理石の容器に入っているが、バターがいっぱい詰まっていなくて少しバターを使うと空間が出てきた。昨今のバターの入手難のためとは思わないが、細かいところに配慮が欠ける店だ。 魚はアマダイのポアレともうひとつ別な魚の料理が出てきたが特に感激は無し。 肉は鴨を頼んだが、事前の説明のように皮がパリっとはしていなくて、単なる鴨料理だった。他のフレンチレストランと変わったこともなく印象が薄い。 デザートは大皿に3品載っていた。焼きたてのマフィンの中からチョコレートが流れ出すような料理があったがこれは美味だった。他には焼きプリン、これは甘すぎて駄目。そしてフルーツの盛り合わせ。 全体的にみると、コストパーフォーマンスは良くないし、味にもサービスにも特色が無いのであまり良い評価はつけられない。 最近インターネットで酷評されているのが良く理解できる。 ○追記 2008年末でこの店は閉店になった。 「閉店の理由は、山村シェフ自身が、活動に区切りを付けたいというものであって、家庭の事情や体調不良、経営難などではない。」と某ブログに記載してあった。 ○追記その2 「2008年12月29日をもって閉店した岐阜のフレンチ『L'harmonie de la Lumiere(ラーモニー・ドゥ・ラ・ルミエール)』2010年1月29日に再開です」とホームページに書いてあった。 場所を変えて新規出直しなら、メニューの内容と質においても新規出直して欲しいと願っている。 カルト・ブランシュ(シェフのおまかせコース)が12600円。 http://www.oneg.zakkaz.ne.jp/~gene/list/Lharmonie/index.html 岐阜市長良丘 1 - 4 メゾンパール長良 5F 058-215-7285 定休日 毎週水曜日・第3木曜日 営業時間 18:00 〜 23:00(ラストオーダー20:30) 席数 メインダイニング10席 個室1部屋(4名様以上6名様まで)全席禁煙 |
ザ・フジヤ・ゴホンジン The Fujiya Gohonjin (長野) |
★★★★非常にお勧めのレストランです。 ザ・フジヤ・ゴホンジンとカタカナで書くと「何?」という感じだが、本当は御本陣藤屋旅館という善光寺門前にある創業300年の歴史ある旅館である。本館は1925年に建築されたアールヌーボー調の建物で雰囲気がある。今は宿泊はやっていないが、ウェディングとバンケット、レストランとバーがある。 テーブルを予約するときに、「お祝いですか」とかディナーの目的を尋ねられるが、スタッフ一同に情報が伝わっており、適切な対応がなされる。サービスの原点を守っているのが素晴らしい。 ダイニングルームは中庭に面しており、夜はトーチが焚かれて雰囲気が盛り上がる。 プリフィックス・ディナーはオードブル2品にメイン、デザートで2800円と破格の安さである。ワインリストも豊富でワインの価格も妥当である。オードブルのフォアグラのソテーミラノ風焼きリゾット添えは逸品である。香ばしい焼きお握りの上にジューシーなフォアグラが載っており、ワインがすすむ。 スタッフも非常にフレンドリーな態度で接してくれて楽しくディナーが出来る。 チャージにはサービス料10%が加算されるがそれでも安い。 またここでディナーを楽しむために長野まで出かけたいと思う。 http://www.thefujiyagohonjin.com/restaurant/ 長野市大門町80 026-232-1241 |
オーベルジュ・ド・リル ナゴヤ L'Auberge de L'ill Nagoya (名古屋) |
★★まあお勧めのレストランです。 フランス・アルザス地方イローゼンにある、歴史と伝統ある三ツ星レストラン『オーベルジュ・ド・リル 』の初の海外進出店で、場所は名古屋駅前の「ミッドランド スクエア」の42階で、名古屋駅前から東に名古屋の中心部に向けて展望の良いのが特徴である。 予約が詰まっていると聞くが名古屋の好景気の影響だろう。 経営は「ひらまつ」やポール・ボキューズなどのレストランを経営するひらまつチェーンである。 コースは税込み8400円からだがこれにさらに13%のサービス料が加算される。場所も高いが値段も高い。 フォアグラのポアレは美味かった。メインの子羊のロティは柔らかく、味わい深くて今まで食べた羊では最高の出来栄えだった。 スタッフは各地の有名なレストランやホテルから引き抜いてきたベテラン揃いで、多数が入れ替わり立ち代りサービスしてくれる。テーブルの担当が決まっていないのかと思わせたが、一応担当は決まっているという返事だったが、入れ替わり立ち代り違うスタッフがやってくるのはちょっと落ち着かない。 コース料理の場合、同じテーブルの全員が同じコースを注文しないといけないというのは、アルザスの本店の伝統らしいが、他のレストランでは同じテーブルで違ったコースでも巧くサービスしてくれるので融通性が欲しい。 ソムリエはそれなりの知識を持っているものの、ピノグリをアルザスではTokayと呼んでいることを知らない程度のレベル。ハンガリーにはTokay(Tokaji)という極甘口ワインがあるが、アルザスではピノグリをTokayと呼んでいるのを知らないとはアルザスを標榜するレストランとしてはお粗末。 味も雰囲気もサービスも文句無しに良いが、これだけの値段なら美味しくてサービスが良くて当たり前。コストパーフォ−マンスとしては決して良くないのでこの評価とした。 http://www.hiramatsu.co.jp/restaurants/aubergedelill/index.html 名古屋市中村区名駅4-7-1 ミッドランド スクエア 42階 052-527-8880 |
オーヴィユーフランス Au Vieux France (川崎・宮崎台) |
★★まあお勧めのレストランです。 東急田園都市線の宮崎台駅から徒歩数分の場所に位置している。 入り口は家具屋さんと共用なのでびっくりするが、表通りが並木道でレストランの窓に緑が広がる。 ランチのコース(メニュ・グラン)は前菜の盛合せ・スープ・魚料理・肉料理・お楽しみデザートの盛合せ・コーヒー又は紅茶である。 白ワインはこのレストランのホームページに紹介されているアルザスのスパークリングワインを注文したが、「あいにく冷えているのがありません」とニベもなく断られた。今まで多くのレストランに行ったが、冷えていないので、という理由でワインを断られたのは初めての経験だった。 料理がサービスされるのは非常に遅いという評判を聞いていたが、確かに料理が出てくるのはスローだが、外国のレストランのペースはこんなものでゆっくり食べるには悪くはない。 前菜は4品も皿に盛ってありびっくりする。魚のオードブルががやや生臭かったが他は美味だった。 さらにスープもあるので、かなり満腹になってくる。メインの魚料理は最初にメニューの説明を受けたときには今日は鯛だということだったが、何と料理が出る直前になって鯛が無くなったのでサワラに変更するという。まさかネコに鯛を食べられてしまったのではあるまいし不可解。特に1週間以上前にメニューを指定して予約をしてあっただけに理解できない。 メインの肉料理は鴨で、ソースも良く肉質も良かった。鴨に合わせて赤ワインを注文したが、グラスを持ってくるのも遅いのでデカンタでもしているのかと思ったが、鴨を半分ほど食べてからようやくワインの栓を開けてワインが注がれた。 デザートも6品盛り合わせてあり満足。以上のセットで何と4200円という破格の値段。 オードブルの魚の質を割り引いてもお値打ちだ。 ただサービスで気になったのは慇懃無礼なサービスぶりで、隣のテーブルで食事が終わり勘定に客が立ち上がったら、「勘定はテーブルでしますから椅子に座っていてください!」と厳しく声が掛かり、椅子から立ち上がった数人連れの客が気まずそうに再び椅子に座っていた。「テーブルで勘定しますからどうぞそのままおくつろぎください」と言えないのだろうか。 コストパーフォ−マンスは良いが、ワインのサービスとウェイターの慇懃無礼さをマイナスすると、まあお勧めの店、という評価になる。 http://www.french-food.jp/index.html 川崎市宮前区宮崎2-13-7 THE HOME 2F 044-854-3911 |
ラマージュ・イグレク Ramages Y (東京・二子玉川) |
★★★お勧めのレストランです。 東急田園都市線の二子玉川駅から徒歩3分の便利な場所にある。 高島屋裏の飲食店が建ち並んでいる柳小路に面しているビルの3階で、明るい窓と室内が良い雰囲気をかもし出している。 ディナーのコースはChef`s Specialiteがテリーヌのアミューズの後に前菜の鮭のカルパッチョ・イクラ載せ、魚料理はイサキのポアレとホタテ貝、肉料理はミスジ肉のソティ・フォアグラ載せ、最後は盛り合わせのデザートとコーヒー/紅茶で3800円である。ミスジ肉はプラス300円 メインの肉料理は3種類の中からチョイスでき、子羊なども選べたが、希少なミスジを注文した。 白ワインはアルザスのリースリングが品切れということで、ゲブルツトラミナー6000円を注文した。ゲブルツトラミナー独特の風味がやや薄かったのが残念だった。 赤ワインは重いものを頼んだら、カリフォルニアのカベルネソービニヨン2本と、アルゼンチンのKAIKENというカベルネソービニヨン5500円を出してきた。似たような価格ならアルゼンチンワインの方がお値打ちなことが多いので、KAIKENをチョイスしたが香りもよく、適度に重いワインで満足した。 サービスを担当する男性もにこやかに応対してくれて、適度なサービスで楽しく料理が進んだ。 テーブルクロスは無く、木のテーブルのままで紙のナプキンだが、簡素で良い。 グルナビなどのクーポン券を持っていくと10%レスなので、4人でワイン2本を入れて25110円。非常にコストパーフォーマンスの良いレストランで満足した。料理にもう少し工夫があってもよいかと思ったが、この価格では文句は全く無い。 http://www.ramages.co.jp/y/index.html 東京都世田谷区玉川3-11-1 柳小路 東角 3F 03-5717-9117 |
タンクロー TANCURO (東大阪・徳庵) |
★★★お勧めのレストランです。 場所はJR片町線(学園都市線)「徳庵」から徒歩15分とアクセスに不便だが、車で行くには駐車場も十分あって行きやすい。 カインズホームの西側だから初めて行っても見つけやすい。 イタリアレストランを標榜し、イタリア国旗なども飾ってあるが、レストランの中はコカコーラなどアメリカのネオンがあってとちょっと異質な感じだ。テーブルとテーブルの間隔が広く、ゆったりと食事が出来る。 メニューは豊富で、イタリア料理の他にボリュームたっぷりでお値打ちな定食がある。手作りハンバーグやミンチカツなどの昼の定食は800円くらいだったと記憶している。自家製のソースも非常に良い。 パスタの種類も豊富でワタリ蟹が一匹丸ごと入ったパスタもある。 ピザは巨大なサイズで中が薄くて外側はパリパリに膨らんだもので美味である。残念ながらピザは夜しか注文できない。 他にイタリア料理を網羅しており、スペアリブなどもある。 メニューが豊富で味も良くボリームもたっぷりでコストパーフォーマンスとしては非常に良い。ワインもイタリアのものが多く揃っており妥当な価格。ハウスワインもある。 東大阪市稲田上町2-8-43 06-6746-7368 |
アランチーノ Arancino (裏六甲・岡場) |
★★★お勧めのイタリアンレストランです。 神戸電鉄というマイナーな私鉄の駅の近くのビルの4階にあって、場所は一等地ではないが、駐車場はたくさんあって車で行くには良い場所だ。 入り口の立派なゲートをくぐって入るとちょっとした庭園に入った雰囲気。 お勧めはピッツァPizzaである。 パリッとした薄手の生地にいろいろな具が載っており美味い。ここのピッツァを食べたら他の店のピッツァを食べようという気にならなくなる。 マルゲリータやマリナーラも良いがジェノバ風ピッツァ、ローマ風ピッツァも良いし、地元の具材とホクホクのガーリックの神戸ピッツァもお勧めだ。 アンティパストはトマトソースに、にんにくとペペロンチーノでアクセントをつけたピリリと辛い子持ちイカのピカンテが秀逸だ。パスタもいろいろあり、子持ちイカとルッコラのリングイーネやポルチーニ茸のクリームフェトチーネも良い。 ディナーでゆっくりするのも良いが、お値打ちなのは週日のみの1050円のランチだ。 本日のサラダ、スープ、フォカッチャに週替りのパスタまたはピッツァが選べる。それにお好きな飲み物がついてこの値段。 パスタもボリュームがたっぷりあり、ピッツァのサイズも大きく満腹である。 http://www.arancino.jp/index.html 場所は神戸電鉄岡場駅の東側。有馬街道の西側。 神戸市北区有野中町1-10-18-402 078-982-4010 定休日 水曜日 姉妹店フォンテアランチーノFonteArancinoが阪急神戸線岡本駅とJR神戸線摂津本山駅の間にある。 神戸市東灘区岡本1-5-20甲南セブンハイツ1F TEL 078-453-4380 |
イル・ヴェント Il Vento (神戸・六甲) |
★★お勧めのイタリアンレストランです。 神戸大学の下、高羽の交差点のすぐ山手の住宅街にある小さなイタリアンレストラン。 イタリア好きの夫婦が本当に好きでイタリアンレストランをやっている雰囲気の良いお店である。 テーブルが3つとカウンターのみで14席しかない狭い店であるが、家庭的な雰囲気で、内装も簡素で好感が持てる。 お勧めはピザPizzaである。桜島溶岩を炉床に使った自作の小さな薪窯で焼いてあり、材料の良さと焼き加減が絶妙な味をもたらしている。トッピングの新鮮な材料の味がそのまま生きている。 パスタは全てリングイーネで、トッピングの無いシンプルなパスタである。 お勧めは1200円のランチで、Mサイズのピザまたはパスタにサラダ、ドリンク、デザートがついている。 デザートは運が良いとアイスクリームが出てくるが、運が悪いとウェファースが2片だけということもある。 ピザがSサイズでよければ1000円である。ピザとパスタを両方楽しむピザ・パスタランチもある。 特注でエキストラを払うと三田の日向牧場特製の新鮮なモツァレラチーズを使って調理してくれる。 夫婦で毎年イタリアに出かけて腕を磨いており、アルバムも置いてある。 2台駐車可能な駐車場がある。 http://www.geocities.jp/ilvento3023/index.html 神戸市灘区寺口町2-17 078-856-3023 定休日月曜日・第3火曜日 |
六甲菜館 ROKKO SAIKAN (神戸・元町) |
★★お勧めの中華料理店です。 神戸の元町商店街から南脇に入った中華料理店である。出前もするくらいの店で、床も油でギトギトしているが、本格的な中華料理を安価に食べさせてくれる。 特にお奨めは、「おじや」つまり雑炊(800円)である。 干した貝柱の味わい深い出汁とともに野菜、豚肉、イカ、えびなど五目の具が入ったアツアツの雑炊が鉄鍋でグラグラと煮立ったのが出てくる。冬は身体の芯から温まる。真夏に食べても美味しい。食べ終わるともう一杯食べたくなるので不思議。 餃子をはじめとして他の料理も美味しくて安い。混んだ時間帯は合い席も覚悟が必要。トイレも小奇麗でペーバータオルも装備されている。 神戸市中央区元町通6丁目1−26 078−341−2083 |
ミニヨン MIGNON (千葉・江戸川台) |
★お勧めの南仏家庭料理店です。 江戸川台の駅から東に徒歩で5分くらいの場所にある南仏家庭料理店。気取った感じは無く家庭的雰囲気のレストランだ。 前菜も豊富で家庭料理らしく楽しめる。パスタも種類が多い。ワインは非常に安価なハウスワインがカラフェ単位で飲めるし、ボトルに入ったワインも価格が極めてリーズナブルである。天使のショコラと称したデザートのガトーショコラもなかなか良い。 千葉県流山市江戸川台東3−158−3 04−7153−6530 |
ココット COCOTTE (千葉・江戸川台) | ★★お勧めの欧風家庭料理店です。 江戸川台の駅から東に徒歩ですぐ近くにある欧風家庭料理店。夫婦で経営している家庭的雰囲気のビストロだ。 居間にいるような落ち着いた雰囲気だ。メインを選び、スープやオードブルなどを組み合わせて簡単にディナーセットになるような簡易メニューもある。 値段も手ごろだ。鴨のオレンジソースを注文したが、量も十分で、ソースがコクがあり非常に良かった。味は本格的なフレンチレストランに決して負けない。魚料理は新鮮なホウボウを丸のまま調理したものが出てきたが、新鮮な魚の特性を引き出しており良かった。自家製のライ麦入りパンも美味い。 ワインの品揃えも良く値段は妥当。 この規模のレストランでチーズが種類多く揃っているのは珍しい。 入り口がわかり難いが、百円均一の店の手前の2階だ。 http://www.geocities.co.jp/Foodpia/9155/index.html 千葉県流山市江戸川台東2−24正木ビル2階 04−7156−1606 |
とんき TONKI (東京・目黒) | ★★お勧めのとんかつです。 とんかつとてんぷらは関東に限る。 関西では美味しいとんかつやてんぷらを食べるのは至難の技である。 とんきは東京を代表する人気のとんかつ屋さんである。この店のとんかつの特徴は、ボリュームたっぷりの特厚の肉に、 卵たっぷりのやや厚手の衣でありながらあっさりした味である。 いつも順番待ちの客でいっぱいだが微笑みを浮かべながら手際良く働く店員さんを見るだけでも価値がある。 どうしてこんなにイキイキと働くことが出来るのか、経営者や人事担当者は一度来て観察してみると良い。 目黒駅西口下りてすぐ。 東京都目黒区下目黒1−1−2 03−3491−9928 |
ミストラル MISTRAL (大阪・中津) |
★★お勧めのフレンチレストランです。 場所は大阪の中津で余り便利な場所ではない。ビルの奥まったところの内庭に面した小さなレストランで、こじんまりした雰囲気が良い。 料理はバターやクリームの量を少なめにして、野菜や香辛料を駆使して素材の旨味を引き出した料理が得意である。 毎日焼く自家製のフランスパンが美味である。 マダムはソムリエの資格もあり、頼めば控えめであるが適切なアドバイスをもらえる。 サービスに対する配慮は抜群で気持ちの良い食事が楽しめる。 値段もリーズナブルでプチディナーが2600円余りである。ワインはやや高めで最低3500円くらいから。お値打ちなランチもある。 場所はラマダホテル(元の東洋ホテル)の東側である。 大阪市北区豊崎3−15−4 ローツェII 103 06−6376−5702 |
一楽本店 ICHIRAKU (岐阜・柳ケ瀬) |
★★お勧めのみそかつです。 岐阜で一番最初にみそかつを出した店といわれる老舗の元祖一楽本店。高島屋の南側にあり、狭いカウンターでアツアツのみそかつを食べる。緩めに溶いたカラシをたっぷりかけて熱さと辛さでフーフー言いながら食べるのが作法である。 みそかつライスが750円でダブルと注文すると、とんかつが2本出てくるが値段は1000円程度だったと記憶している。 岐阜市神室町2−2(高島屋すぐ南) 058−265−7346 |
ラインガウ RHEINGAU (東京・渋谷) | ★★お勧めのドイツワインケラーです。 ソーセージやアイスバインを肴にバラエティに富んだドイツワインが楽しめる店だ。ワインの値段もリーズナブル。 四谷店もある。 http://www.rheingau.co.jp/index.html 東京都渋谷区渋谷2-12-12 三貴ビルB1 03−3406−4407 |
千花 CHIHANA (京都・祇園) |
??お勧めかどうかわからない割烹です。 フランスの伝説的料理人ポールボキューズがお忍びで訪れ、ヌーベルキュイジーヌに多大な影響を与えたといわれる有名な割烹。 東山に向かって祇園の少し手前を右折した狭い路地の奥。赤提灯を目印に店の戸を開けるとカウンターしかないような小さな店で、ここがそんなに有名な店かと思わせるが最高の材料を最高の腕で調理して、最高のサービスをしてくれる。 カウンターの白木の一枚板が磨かれ真っ白になって見事に磨り減っているのを見ると圧倒される。 カウンターの後ろの棚には美術品になるような小鉢や皿が置かれているが、模様が一致するようにきちんと重ねて並べてあるのを見るだけでも店主の心意気が伝わってくる。 先代の主人の調理で料理を味わったが、料理を味わう客の一挙一動にも目が配られていた。まさに調理人と真剣勝負をしているような気迫を感じ、落ち着かなかったことが印象に残る。それくらい凄い割烹だ。材料と味とサービスも凄いが値段も凄いので覚悟が必要。 ○追記 最近ミシェランの星がついたが、一方ノロウイルスで中毒事件もあり、この店の評価はわからなくなった。 京都府京都市東山区四条通縄手東入ル南側 075−561−2741 |
グリーングラス GREEN GRASS (神戸・三田) |
★★お勧めのフランス料理店です。 ほとんどオーナー夫妻だけでやっているような家庭的な雰囲気のレストラン。品の良い内装で落ち着いた雰囲気がよい。清潔なテーブルマットに非常に上質の食器を使用している。 手をかけて作った自慢のソースの味が非常に良い。手作りのハンバーグも美味しい。シーフード入りのオムレツは牡蠣なども入っていて非常に繊細な味付けとトロリした仕上がりは抜群である。添え物の野菜の切り方にも配慮がしてあり、ちゃんと面取りしてあるのには感激する。ランチはスープがついて何と1000円だ。 夜のコースは2500円からだが材料が厳選されており中身が充実している。ワインの種類が少なく、ワインの種類と在庫は少ないが、なかなか通好みのワインがリストに載っている。アルザスのエーデルツヴィッカーがワインリストから無くなったのは残念。 場所は嶋ヶ谷交差点の南西角だからわかりやすい。ビルの裏に3台駐車できる。近くに第二駐車場もある。 三田市南が丘2丁目14−32 冨成ビル1F 079−559−7780 |
ラインラント RHEINLAND (神戸・新神戸) |
★お勧めのドイツ料理店です。 手作りのハム・ソーセージ料理が味わえるドイツ料理店である。 本場ドイツで修業をしたオーナーシェフが作る自家製ソーセージが特色。各種ドイツワインとビールが揃っている。新神戸駅の向かいにあたる場所にあり、新幹線に乗る前に軽く食事をするのも便利。 牛丼の吉野家の2階。 神戸市中央区生田町1−1−22ニッシンビル2F 078−221−3949 |
家族庵 KAZOKUAN (大阪・箕面) |
★お勧めの手打ちそば・うどんです。 手打ちそばの看板が掛かっているが、ズバリお勧めは「鍋焼きうどん」。 1300円と値段は高いが、味と中身で満足すると安いという気がしてくるので不思議。 グラグラと煮立った深い土鍋は使い込まれて鍋の外側は真っ黒になっており、針金で補強してある。 手打ちのモチっとした麺に具は餅、蒲鉾、竹輪、卵、エビ天、鶏肉、椎茸、ゴボウ、白菜、ネギなど多彩である。 トリ肉は珍しく歯ごたえがあり、噛むと本当にトリらしい味がする。こんな地鶏を使う店は最近珍しい。 ふーふー言いながら食べると満腹になる。 1300円という鍋焼きはそんなに無いと思うが、これだけ美味な鍋焼きもちょっと無い。鍋焼きうどんではここが日本一だと思う。 一番安いメニューがかけの650円。ざるは800円。 京風の品の良い口ぶりと垢抜けした身のこなしのおねえさんがいる。 昼は混むので12時前か1時過ぎに行くのが良い。 場所はコープ箕面の東側で8台くらい止められる駐車スペースもある。 大阪には同名で全く違う別の店がたくさんあるので注意が必要。また、似た名前の店も多いので要注意。 箕面市桜ヶ丘4−11−18 072−720−2987 |
麦藁帽子 Muguwaraboshi (兵庫・滝野) |
★★お勧めのカントリーレストランです。 カントリー風の外観の建物で、メニューはイタリア風が多いがバラエティに富んでいる。 スパゲティ、ピザ、リゾット、ピラフ、サンドイッチ、焼肉、から揚げ、など種類が多くチョイスに苦労する。 ロールキャベツのトマトソース煮とかトマトのリゾット詰めをチーズとともにオーブンで焼いたものなど手が込んでいる。 しかも量も十分。これでサラダがついて1000円。胃袋も満腹で気分も良くて満足満足。 海老フライ定食は1200円だが、大きな海老のフライが二つとスパゲティやその他いろいろ載っている。 ケーキや飲み物も種類が多い。メニューの豊富さという点ではファミレスのような店ではないかと勘違いするかも知れないが、 料理の質が違う。ここの料理は本物だ。貸切で結婚式もやってくれるという。気候の良いときはテラスで食事もできる。 駐車スペースは広くてどこにでも駐車できる。 場所は播磨中央公園の東側の道を北に約3キロ走り、藤井電工のすぐ先。坂道の頂上にある。滝野町の北端で、この店の先から西脇市の表示がでている。 兵庫県加東郡滝野町上滝野1632 0795−48−4380 |
天亭 Tentei (大阪・梅田) |
★お勧めの天丼です。 関西にはてんぷらやトンカツなどの揚げ物の店は少ない。 天亭は目の前で揚げたてのてんぷらを天丼にして出してくれる関西で数少ない天丼の店だ。 店はきわめて狭く、カウンター席にコの字型に座るが、隣の人と肘が当たるほど狭い席は我慢が必要。 てんぷらを揚げる動作がキビキビしていて調理を観察するのも楽しいがアッという間にどんぶりが出来上がってくる。 天丼が500円で、海老2匹、カボチャ、ナス、しし唐、海苔が載っており、サクサクの衣になっている。 安いてんぷら屋ではときどき油臭いてんぷらが出てくるが、ここは良質の油を使っているのか油臭さは全くなくサラッとしている。 やや甘めの出汁がドップリと掛かってくるので、ご飯をつつくとどんぶりの底に汁が見える。 ご飯に出汁がまぶされた状態が最高だと思うので、出汁はやや掛け過ぎだ。もう少し出汁の量が少ない方が美味いと思う。 それにしても熱々の天丼が500円で食べられるのはうれしい。 赤出汁は100円。どこの赤味噌を使っているのか独特の渋みが良い感じだが、好みの分かれるところだろう。 天丼は野菜天丼とか、海老賑わい天丼とかいろいろとバリエーションがあるが、お値打ちはただの「天丼」だ。ここでは並天丼とは呼ばない。 最近は味噌カツ丼もメニューに加わった。 なお同名の店が各地に多いが、全く違う別の店だから要注意。 場所はホワイティ梅田地下街の中ほどの東側。地下街にある曽根崎警察から地下街を北に向かって100メートルほど進んだ右側。 大阪市北区角田町41 06−6362−3667 |
レストラン・グリル一平 Ippei (兵庫・尼崎) |
★★お勧めのグリルです。 尼崎近辺にはファミリーレストランや居酒屋は多いが、気の利いた洋食の店は極めて少ない。 一平は名前だけを見ると、居酒屋か和食の店と勘違いしそうになるが、本格的なグリル、洋食屋である。 パスタなどのアラカルトからステーキ、フルコースまでメニューが豊富である。いずれも価格が極めてリーズナブルであるのが気に入った。 シシリー風ミンチカツ・セットなどはお勧めのセットメニューだ。ボリュームのあるミンチカツが2個も出てくる。 スープはコーンとミネストローネがチョイスでき、自家製のパンかライスもチョスできる。サラダがついてお飲み物(コーヒーorティーorワインorビール)がついて1600円は破格の値段といえるバーゲンだ。 最近は多くのレストランが冷凍かレトルトを使っているのではないかと思うくらい味が均一化しているが、一平の味は自家製の味がする。 ワインが非常にリーズナブルな価格で提供されているのは特筆ものである。 週末はディナー・コンサートがある。コンサートという堅苦しいものではなく、適当なバックグラウンドミュージックとして聞かせてもらえるがその演奏のレベルは並じゃない。プロのギタリスト・安松太郎氏のフラメンコギターの演奏は素晴らしい。本当ならナイフ・フォークを持つ手をとめて聞き惚れるべき演奏だ。 まだ聞いていないが、日曜日の夜には、吉岡じゅん子氏のピアノ演奏もあるという。 これがノー・チーャジなのは驚くべきことである。 レストランの外観は蔦がからまる雰囲気が良いし、内装もおちついたアンティークな雰囲気で、チェックのテーブルクロスもおしゃれである。レストランの前にはコインパークがあり、駐車も容易で、しかも1時間分無料にしてもらえるのは嬉しい。 週末は予約しないと無理だろう。週日でも予約をお勧めする。 場所は尼崎の国道2号線の東難波交差点から100メートルほど北に入った西側。 http://www.ne.jp/asahi/ciao/grill-ippei/mise/framepage.htm 兵庫県尼崎市東難波町5丁目15-14 06−6482−5834 |
カプリス CAPRICE (兵庫・宝塚) |
★★お勧めのフランス料理店です。 シェフは新大阪ホテルや大阪コクサイホテルで修行し、大阪市の料理コンクールで大阪市長から最優秀賞の表彰も受けている。 ランチは魚または肉のコースが2625円、ステーキのコースは3150円 夜はフルコースで5250円。 ランチは前菜、スープ、メインの魚か肉料理、サラダ、デザートと特製ブレンドコーヒー。 メインはなかなか凝った調理で美味しい。パンも美味しくお代わりがあった。サラダのドレッシングは市販のものと味が違わなかった。 コーヒーは特製のブレンドで程よい濃さで、ポットでサービスされて満足。 ワインもコースの値段以下の妥当な価格の良質のものが揃えられている。 室内はアメリカから輸入したバラの花柄の壁紙で、アメリカの片田舎のレストランの雰囲気。特に板張りの床が綺麗にワックスで磨かれて光っているが目立つ。テーブルのセッティングも食器も上質のものが使われており、雰囲気も良い。 お忍びでやってくる宝塚歌劇のスターと出会うことができるかも。 場所は阪急の逆瀬川駅から少し川沿いに下った住宅街の中である。 宝塚市中州1丁目15-20 TEL:0797-73-2428 http://www.eonet.ne.jp/~caprice-bara/ |
民宿 小西屋 KONISHIYA (福井・常神) |
★★お勧めの民宿です。 新鮮な魚料理を食べたいと思うならココだ。 常神(つねかみ)は福井の若狭湾に突き出た三方町(みかたちょう)常神半島最先端のかっては陸の孤島といわれた人口200人足らずの漁業と民宿の小さな村だ。その常神にある民宿小西屋は、安価に新鮮な魚料理を食べさせてくれる。 新鮮な魚の生き作りに刺身盛り合わせ(旬の魚介類)・酢の物・揚げ物・焼き物・煮物・小鍋or陶板焼き・汁物がついて1泊2食で税サ込み10500円という料金は本当にお値打ち。 2005年11月に行ったときは名物のあおりイカの生き作りに、40センチの大物カレイの生き作り、さらにぼたんエビの刺身がついて、他にいろいろな料理が出て堪能した。新鮮な魚介類で全く生臭さは無く、驚くような量の料理が胃袋に収まった。一緒に呑んだ地酒の若狭菊はやや甘口で熱燗にすると料理とうまくマッチした。季節によってはフグやカニ料理も注文できる。 民宿だが、何とバス・トイレ付きで、綺麗に清掃が行き届いており、シーツも綺麗で気分が良かった。24時間入れる共同湯もあるが湯質が温泉のような感じで非常に良い。民宿だから、畳に多少タバコの焦げ跡やカーペットなどにシミなどがあるのはやむを得ないが、価格と料理とサービスの質を考えると下手な旅館のレベルを完全に超えている。タオルなどの洗面具もあり、浴衣や半纏も綺麗なものが準備されている。民宿としては最高のレベルである。 モーニングコーヒーが無料サービスというのも嬉しい。 頼めば釣り舟(有料)も出してくれる。 ホームページはおかみさんが作成したもので、食事のときのテーブルマットもアート入りの自作である。 週末は予約無しでは宿泊は困難だろう。平日でも予約をしておくのが確実だ。 近くには三方五湖を展望できるドライブウェイのレインボーラインもあり、海岸沿いのワインディングコースのドライブも楽しめる。 若狭常神 民宿小西屋 〒919-1451 福井県三方上中郡若狭町常神 TEL. 0770-47-1117, FAX. 0770-47-1119 fwnf1227@mb.infoweb.ne.jp http://homepage2.nifty.com/konishiya/ |