ラリーに使われた峠・林道・山岳路
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ラリーコースによく使われた峠・林道・山岳路をリストしておきたい。
ここではほとんどが過去に日本アルペンラリーのコースに使われた峠をメインにリストした。他のラリーにも登場した峠が多いと思う。
アルペンラリーに使われた峠のほかに他のラリーに使われた峠も一部加えた。
ラリーはほとんど深夜に山岳部を走行しており、景色を楽しめたということはほとんど経験していない。
さらにラリーではどこを走行する(した)ということは公表されないので、ラリーマップに従って走行しているときはどこを走っているのか把握するのはなかなか困難で、峠の名称も道標のあるところで辛うじて知ったことがあるくらいだ。
昔はダート(無舗装)だったが、最近同じコースを走ってみると舗装されて様相が変わっているところが多く、場所によっては道路が新道になって付け替えられたところや通行できなくなっているところもあるが、部分的に昔の名残を残している峠や、昔の道路が旧道として残っているところもあり、今走っても険しい道路があるので、昔のラリーコースはいかに過酷であったかを思い起こさせる。
峠や林道を走って記録をホームページに公表している人が多いので、これらの峠を走行しようとする場合にはこれらの峠について検索すると非常に詳しい情報が画像付で得られる。しかしながら峠を通行したのが四輪駆動車なのかモトクロスバイクなのか、それとも徒歩なのかを確認した上で情報を判断しないといけない。
峠というと自転車で踏破して記録を残している人が多いのにも驚く。人力で峠を登り、その苦労を記録に残そうとするので自転車の踏破記録が多いのかも知れない。
なお、峠の場所については、峠の名前をクリックすると地図検索サイトにジャンプ出来るので、その後適当な縮尺で見て欲しい。


東北の峠・林道・山岳路

大峠
山形県米沢市から福島県喜多方市を結ぶ国道121号線(米沢街道)で1984年に全長3940mの大峠トンネルが貫通している。
インターネットの地図では通行できそうな感じだが、現在は途中から進入禁止となっているらしい。
旧道の福島県側はヘアーピンカーブが連続している。山形県側は路肩の外側は断崖絶壁で、過去に転落死亡事故が多く、日本アルペンラリーで死亡事故が発生したのもこの峠である。

金精峠
群馬県利根郡片品村と栃木県日光市との境にある標高2024mの峠であるが、実際に走行できるのは峠の下部標高1850m付近の金精トンネルである。(冬期間は閉鎖)

立丸峠(たちまるとうげ)
国道340号は、岩手県陸前高田市から青森県八戸市まで、岩手県の山中を南北にいているが、立丸峠は川井村の江繁と遠野市の間にあり、遠野市側が展望できる。12月から4月ころまで積雪があるようだ。

甲子林道(かしりんどう)
別名として 鎌房林道(かまぶさりんどう)とも呼ばれている。 福島県南部の途中で切れている289号線を繋ぐ林道で、西郷村の雪割橋の先由井ヶ原から甲子峠を経て下郷町の国道121号線までを繋いでいる。
両側から草や笹が茂り、道幅は1車線ギリギリで路面は悪く、大きな石があったり、崖から土砂崩れがあったり、さらに路面がえぐれていたり道なき道を走るような凄い林道だったが、最近でも同様らしい。

大井沢峠
標高853mの大井沢峠は西川町と大江町を結ぶ山形県県道27号線で、今は大井沢トンネルが開通しているが、ラリーでは旧道が使われた。

新鳥居峠
新鳥居峠は福島県南郷村と昭和村を結ぶ国道401号線。1車線で昭和村側はかなりきついヘアピンがあるがそれほど長い峠ではない。

山王峠
標高1739mの山王峠は日光から奥鬼怒林道と山王林道を通って川俣温泉に行くルートにある。戦場ヶ原から登ると最初の峠である。今は普通の車でも走行が可能だが距離が相当長いので覚悟が必要。

六十里越
国道252号線の六十里越は南会津郡只見町と新潟県魚沼市の境に位置する峠で、田子倉湖を見下ろしながら山を縫うように険しい道を行く国道である。六十里越トンネルの西側にはヘアーピンカーブが連続している。

西吾妻バレーライン
山形県側白布温泉から福島県側桧原湖まで17.8Kmの山岳観光ライン。
赤滝、黒滝が一望できる双竜峡、西吾妻を眺望する錦平、会津磐梯山や桧原湖をみる白布峠がある。

蔵王エコーライン
宮城県蔵王町の遠刈田温泉から山形県の坊平高原までを結ぶ、全長26kmの山岳観光道路で、11月初旬から翌年4月まで閉鎖される。

金山峠
蔵王の上山市と七が宿町を結ぶ峠。ラリーでもないとわざわざ走らないような峠。

勢至堂峠
福島県郡山市湖南町と岩瀬郡長沼町勢至堂を結ぶ国道294号の旧道であるが、現在は通行止めらしい。

関東の峠・林道・山岳路

相模湖から奥多摩、秩父方面がラリーのコースによく使われた。

ヤビツ峠
丹沢(神奈川県道70号秦野清川線)にある海抜761mの峠である。峠を挟んだ宮ヶ瀬湖までの県道は、離合が困難なほど非常に狭い部分が多く、ヘアピンカーブが続いている。

鹿留林道(ししどめりんどう)
忍野(おしの)と都留(つる)間にある。途中には標高1155mの二十曲峠(にじゅうまがりとうげ)があり、忍野盆地と富士山を一望できる。

松姫峠
山梨県大月市と小菅村を結ぶ標高1250mの峠。大月側は途中展望もよいところがある。結構長い距離の山道で堪能できる。

真木小金沢林道
大月の真木と松姫峠手前の小金沢を結ぶ林道だが途中で通行止めで通り抜けは出来なかった。

風張峠
奥多摩周遊道路の風張峠は東京都桧原村にある標高1210メートルの峠で、奥多摩湖と五日市町を結んでいる。完全舗装の2車線道路になっている。

鶴峠
小菅村のやや上野原寄りにあり、松姫峠に近い位置にある。

柳沢峠
青梅街道(国道411号)の丹波山村と山梨県甲州市(旧塩山市)を結ぶ峠で標高1472m。青梅街道の最高地点でもある。

飯能から秩父にかけて

天目指峠 (あまめざすとうげ)
埼玉県飯能市で埼玉県県道395号線である。標高は480m

山伏峠
埼玉県飯能市と秩父郡横瀬町を結ぶ埼玉県県道53号線で、標高は600mと低いが結構厳しい峠。

正丸峠
標高630mの正丸峠は昔は飯能と秩父を結ぶ難所で、東京のラリーの定番だったが、今は道幅が狭く、センターラインにプラスチックの障害物があるので全く面白くない。

高麗川から続く一連の山物見山、傘杉峠(標高540m埼玉県飯能市と入間郡越生町)、関八州見晴台を経て飯盛峠(いいもりとうげ)、大野峠、白石峠、定峰峠、粥新田峠は東京から近いこともありラリーの舞台として使われた。

定峰峠
最近走っても面白いのは定峰峠の周辺である。定峰峠、白石峠、大野峠刈場坂峠(北側の展望が良い)、虚空蔵峠と走り、正丸トンネルの東口に降りた。このコースを真夜中に走ったら鹿に出会った。道標があるので真夜中に走行しても道を間違えることはなかった。
定峰峠の周辺は結構面白い道があり、東京からちょっと出かけて走るのに好適である。
走ったことは無いが地図で見るとこのあたりは笠山、堂平山を大きく回るコースも面白そうだ。

三国峠
三国峠(標高1740m)は埼玉県秩父市中津川沿いに長野県南佐久郡川上村を結んでおり三国峠も有名な峠である。
山中湖の東側にも三国峠があり、明神峠に続いている。明神峠から丹沢湖に下る世附林道はスリルがありそうな道だが、事故多発で通年通行止めになってしまった。

八箇峠
湯沢と飯山の間にある国道253号線の八箇峠の旧道は完全な廃道になっており歩行でも通り抜けるのが困難な状態になっているようである。

暮坂峠
標高1088mの暮坂峠は群馬県中之条町と六合村の間にある。峠には若山牧水の詩碑がある。

信州の峠・林道・山岳路

妙義荒船林道内山峠
軽井沢から妙義荒船林道を経て南に下り、内山峠を通過するというコースもポピュラーである。
昔は神津牧場から南に下る道がヘアーピンが厳しく斜面から転落したら下まで落下するのではないかと思わせる道だったが、最近は樹木が育って様相が変わっている。

田口峠
田口峠(標高1110m)は群馬県甘楽郡南牧村と長野県佐久市を結ぶ長野県県道93号線で、峠の東側はヘアーピン続きの九十九折れの激しい峠道である。

馬越峠信州峠木賊峠長窪峠観音峠
南佐久郡南相木村の馬越峠から南に向かい、信州峠、木賊峠(とくさ)を経て長窪峠、観音峠を通り、山梨県の甲府に至るルートも面白い。

ぶどう峠
ぶどう峠(標高1500m)は長野県南佐久郡北相木村と群馬県多野郡上野村に位置しており、群馬県県道124号線である。東京から近いこともあり、関東から信州にかけてのラリーコースによく使われた。

麦草峠
佐久の八千穂村と茅野市芹ヶ沢(蓼科)を結ぶ国道299号線の最高地点の峠である。八ヶ岳を豪快に登って下る標高2127メートルの麦草峠のコースは痛快である。昔は広いダート(砂利道)で、コーナーを滑りながら走り、どこまで登ったら峠になるのだろうと思いながら走った記憶がある。今は全線舗装で走りやすい。かなりの速度でヒルクライムとヒルダウンが堪能できる。途中に展望台もあり、10台ほど駐車出来る場所がある。

大河原峠
林道・夢の平線の大河原峠は標高2093メートルで白樺高原の蓼科山のやや北寄りの東に位置している。

鳥居峠
長野県塩尻市(楢川村奈良井)と木祖村藪原を結ぶ中山道屈指の難所の峠で、ここを通過してからアルペンラリーの難所である乗鞍へと向かうコースが多かった。

地蔵峠という名称も各地に多いが、ラリーに登場したのは次の地蔵峠である。
新地蔵峠
上田から松代に抜ける峠で昔は道幅の広いダートだった。今は完全舗装され、2車線の走りやすい道になっている。

地蔵峠(開田高原)
長野県木曽郡木曽町と開田高原の間にある標高1320mの峠で、意外と短い峠であるが御岳の眺望が楽しめる。

地蔵峠(蛇洞林道)
長野県下伊那郡大鹿村・飯田市の間を結ぶ国道152号線が中断して蛇洞林道でつながっているところにある標高1314mの峠で大鹿村と上村の境にある。狭いが1車線の舗装された山道である。

地蔵峠(長野県東御市)
東御市の地蔵峠は湯の丸高峰林道、車坂峠、チェリーパークラインとともに小諸周辺のコースに使われた。

車坂峠
湯の丸高峰林道とチェリーパークラインの間の高峰高原にある。

権兵衛峠
標高1522mの権兵衛峠は伊那と木曽村を繋ぐ峠でウネウネと山を辿って走る道(旧361号線)で1車線しかなく離合も困難。最近走ったが、未だにほとんどが未舗装である。 権兵衛トンネルが完成したのでさびれていく峠道になるだろう。

飯田峠
標高1235mの飯田峠は長野県飯田市の長野県県道8号線で飯田と南木曽を結んでいる。

大平峠(おおだいら)
飯田峠に標高1340mの大平峠(おおだいら)、別名木曽峠が続いている。昔はダートで等高線に沿っていつまでもコーナーが続くような長い峠という記憶があるが、今は1.5車線の舗装路になっている。

杖突峠
今は広い舗装路になっている。茅野市の南にあるこの峠から諏訪湖の展望が非常に良い。

分杭峠(ぶんくいとうげ)
標高1410mの分杭峠は長野県伊那市と下伊那郡大鹿村にあり、国道152号線である。昔はジャリ道で猛烈なほこりを上げて走ったが、今は1.5車線の道で舗装の質も悪くはなく、車高の低い車両でも通行可能である。

万座峠
標高1827mで長野県上高井郡高山村と群馬県吾妻郡嬬恋村の間にある。夜中に走ることが多く、谷から吹き上げる霧が、草を下から揺らして谷の深さが予想されるような峠であったと記憶している。

猿ケ馬場峠(さるがばんば)
標高964メートルで更埴と麻績を結ぶ峠で国道403号線。

和田峠
諏訪と立科の間にある和田峠は標高1531m、中山道一番の難所といわれたが、今は有料の新和田トンネルが出来て旧道を通るのはビーナスラインに入る車だけになった。

扉峠
ビーナスラインの和田峠の北に位置している峠である。

武石峠
美ヶ原を通り抜けた北側に位置している。昔の雰囲気を残しており、道幅も狭いが舗装されている。

保福寺峠
保福寺峠は長野県青木村と松本市を結び武石峠の北に位置する峠である。標高は1340mで長野県県道181号線である。峠の標識などがあり、道路が舗装された他は昔と変らない状態である。

蝶ケ原林道
保福寺峠と武石峠を結んで国道254号三才山トンネルの上(三才山峠)を横切る全長7.1キロの林道である。ほんの僅か舗装された部分があるものの、全線未舗装と考えてよい。狭い1車線で離合は困難、ガードレールも無く転落の危険と落石の多い山道であり昔と全く変っていない。砂利を入れてメンテナンスされているが、尖った岩と部分的には根のある岩が路面に出ているような悪路である。途中で北アルプスの展望の良い場所がある。

修那羅峠(しょならとうげ)
標高910mで長野県小県郡青木村・東筑摩郡筑北村に位置しており、長野県県道12号線である。

青木峠
青木峠(標高1040m)は長野県松本市・東筑摩郡筑北村・小県郡青木村で、国道143号線である。

風越峠
風越峠(標高980m)は長野県松本市の北にあり、四賀村と本城村を結んでいる長野県県道303号線である。峠というが旧道は通行できず実際にはトンネルである。
同名の風越峠は全国各地に多い。

豆石峠
長野県県道12号線の長野県丸子町の鹿教湯温泉と長野県青木村の沓掛温泉を結ぶこの峠はラリーによく登場したが今なお悪路が残っているらしい。

岐阜(飛騨と美濃)の峠・林道・山岳路

乗鞍高原温泉から乗鞍岳の頂上
乗鞍峠はアルペンラリーのハイライトで乗鞍高原温泉から乗鞍岳の頂上目指して走るコース(エコーライン)であった。現在は乗鞍スカイラインもエコーラインもマイカーでの走行は禁止されている。

平湯峠
平湯峠は奥飛騨温泉郷平湯と丹生川町の間にある標高1684mの峠 昭和53年9月に延長2430m平湯トンネル開通したがそれまでは1車線の狭い曲がりくねった山道で厳しいラリーのコースに使われた。

安房峠(あぼうとうげ)
長野県と岐阜県の県境となる標高1,790mの安房峠は、松本市から岐阜県を福井市に至る国道158号の最大の難所で、安房トンネルが平成9年12月に開通するまでは峠を走るルートしかなかった。峠の東側の中の湯(上高地の入口)に近い部分がもっとも険しい道路であり、道幅が狭く離合で渋滞がおきた。
乗鞍峠・平湯峠・安房峠の三つの峠のセットは日本アルペンラリーのメインステージとして非常にハードなコースであった。 悪路に加えて当時の車両はすべてキャブレターを使用しており、標高が高く気圧が低下するので燃料濃度の調整が狂い、エンジンが不調を起こすので大変だった。

坂本峠
国道472号(通称せせらぎ街道)の郡上市明宝と高山市清見の間にある峠である。標高979m、明宝の明山との標高差が346mある。
南斜面には九十九折れが続いて大きな標高差をつないでいる。
最近旧道の峠を走行したが狭くて昔の道路の名残があり、懐かしい思いをしながら走行した。

小川峠
明宝の畑佐地区から小川地区を結ぶ、県道86号線の小川街道である。頂上の標高は910mであり、畑佐との標高差はおよそ420mある。現在の道は大型車が通行できるが、幅員は狭く、勾配のきつい曲がりくねった道がほとんどである。
峠の頂上からの眺めはよく、天気の良い日は北アルプスの槍ヶ岳から乗鞍岳、またその南に御嶽山を一望できる。

堀越峠
堀越峠は国道256号の郡上市八幡町を東に出ようとするときに直面する厳しい峠で、全長約7.4qからなる峠で、ヘヤピンの連続で二つ下のコーナーが見下ろせるくらいである。峠の標高は527mである。

野麦峠
飛騨と信濃を結ぶ古くからの峠道で明治のころ、何千、何万人ともいわれる製糸工女たちがこの峠を越えたといわれている。野麦峠は主要地方道奈川野麦高根線(旧高山松本線・昔の木曾街道)で岐阜県高山市高根町野麦と長野県松本市奈川(川浦)を結ぶ県境で標高1672mの峠である。

舞台峠
岐阜県中津川市加子母小郷と下呂市御厨野を結ぶ舞台峠は、加子母峠とも呼ばれ、標高693mの美濃と飛騨を分かつ峠である。昭和56年に国道257号の開通によって、旧道は道を切断された形になっており、昔の面影はない。

塞の神峠(さいのかみ)
中津川市加子母と付知町の間にある塞の神峠の標高は638mで、付知町側(役場標高465m)からの標高差173m、加子母側(役場標高550m)からの標高差は88mである。

袋坂峠
岐阜県道58号線の七宗町と金山町の境界に袋坂峠があるが、昭和63年に開通したトンネルにより旧道は廃道化して通行できない。

蛭川峠
蛭川峠は、中津川市蛭川と中野方町を結ぶ、県道中野方苗木線に位置する峠である。標高743m、蛭川地区との標高差は290m(距離にして3.2q)中野方町地区との標高差は、220m(距離にして2.3q)である。

遠ヶ根峠
県道72号の遠ヶ根峠は、中津川市蛭川和田区内遠ヶ根地区と加茂郡白川町黒川遠見場地区の間に位置する峠で、つづら折りの道を登り切った町村境にある。 峠の標高は、793mあり、蛭川(役場標高394m)からの標高差は399m、黒川地区(黒川中学校510m)からの標高差は、283mである。

切越峠
切越峠は、加茂郡白川町黒川と中津川市福岡町下野を結ぶ県道70号にあり、標高は866mで、黒川中之平(標高470m)との標高差は396m、付知川と柏原川との合流点である福岡町見佐島(標高350m)との標高差は516mで厳しい登りと下りがある。
アルペンラリーのコースには使われなかったがヨーロッパ方式のサンファイブラリーでは蛭川峠と遠ヶ根峠、切越峠を連続してコースに組み込み厳しい競技となったことがある。

天生峠
天生(あもう)峠は岐阜県の飛騨市河合町と白川村を結ぶ国道360号の峠で標高は1290mで位置は岐阜県大野郡白川村と飛騨市の間にある。 合掌集落の白川村荻町から上ると標高差が800mある。道は1.5車線の舗装で、舗装は新しい部分と荒れた部分が混在している。大型車も通行している。

小鳥峠(おどりとうげ)
飛騨古川町畦畑と河合町舟原を経て下小鳥ダムを結ぶ峠である。峠の最高点の標高は約1100mである。やや南側の国道158号線にも同名の小鳥峠がある。

濁河温泉
鈴蘭峠岳見峠濁河峠(にごりごとうげ)長峰峠は岐阜の小坂から日本でもっとも標高の高い場所にある温泉の濁河温泉の近くを通り、木曽町開田高原へ抜けるコースである。
岐阜の小坂から濁河までは昔はガラガラの地道でガードレールも山林も無く、はるか数百メートル下に小川が流れるのが直接見える山肌を縫って走る道だったが、今では1.5車線の舗装路で走りやすい。
濁河峠は標高1870mで岐阜県高山市と下呂市の境に位置し岐阜県県道435号線・県道441号線が通過している。

長峰峠
長峰峠は標高1350mで長野県木曽郡木曽町と岐阜県高山市の間に位置し、国道361号線に面している。

八草峠
八草峠(はっそう)は敦賀県の木之本と岐阜県の揖斐を結ぶ酷道峠で、道路の真ん中が陥没していたり、路肩決壊していたりの悪路であったが、2001年4月にこの峠越え区間にトンネルが貫通し、旧道入口に「全面通行止め」の看板がある。

北陸の峠・林道・山岳路

伊勢峠
伊勢峠は福井県大野市にある。九頭竜湖と笹生川ダムに抜ける標高767mの伊勢峠は県道230号線にある。まもなく廃道らしい。

谷峠
勝山から白山に抜ける国道157号線の谷峠はトンネルがあるが、ラリーに使われたのは北谷町河合からトンネルの南側の入り口までだと思われる。

大谷峠
能登半島を富山湾から日本海側に越える国道249号線の峠である。今はトンネルで通過しているが旧道も通行可能である。


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