1976年(昭和51年)9月20日〜23日
今回はJAFの規定により、500km走行するごとに10時間のレスコンをとることになった。
●コース 東京(東京プリンスホテル)〜久喜〜栃木〜足尾〜日光〜今市〜五十里潮〜塩原〜白河〜猪苗代潮〜
●距離 約1500km
●概略
●参加台数 25台
【総合順位】
●大勢の拍手に送られ東京プリンスホテルをスタートする柴崎チームのカローラ
●柴崎・平野チームのカローラ
●大和・小沢チームのランサー
●有馬チームのジェミニ
●小松原・中川・三渕チームのサバンナGT
【再録、アルペンこぽれ話】
温泉の裏山でヒルクライム
北海道から唯一の女性クルー
また、ヒルクライムを織り込むなど、東北を舞台により充実した内容で開催された。
磐梯熱海〜福島〜白石〜遠刈田〜宮城蔵王ホテル(第1ステージゴール)〜上山〜山形〜尾花沢〜船形〜
最上〜鳴子〜鬼首〜一関〜前沢〜遠野〜東和〜花巻温泉(第2ステージゴール)〜矢巾町〜雫石〜岩手山〜
門馬〜落合〜岩泉〜宮古〜川井村〜立丸峠〜遠野〜住田〜大東〜藤沢〜中田〜高清水〜古川〜大和〜泉〜
村田〜宮域蔵王ホテル
・第1ステージ 栃木インターから足尾町に抜ける山道の第1CPでミスコースや補正の誤りで大量減点をくう車が続出。
磐梯高原あたりに来ると空はしらみ始めた。最後のCPは宿泊地の宮城蔵王ホテル近くのダートコース。いったん
ホテルの前を通るため、もうゴールかと思って止まってしまい、オフィシャルに促されてあわてて再スタートするチームも
あった。午前7時ころホテル到看。
・第2ステージ ホテルでしばしの休憩ののち、午後4時にはスタート。コケシの鳴子町を過ぎるといよいよ第2ステージの
本番、石がゴロゴロした悪路が始まる。翌朝の午前7時ころ花巻温泉到着。
・第3ステージ 快晴に恵まれた22日午後4時にスタート。宮古市近くを通過して国道340号線に出る。国道といっても
まるで林道のようなダート。立丸峠までははとんどのチームがオンタイムで、最後のヤマ場は本宿から。この林道で減点を
重ねたチームも多かった。午後8時過ぎには続々と第1ステージのゴールだった宮城蔵王ホテルに到着した。
優勝・北浦正志、中村博記(トレノ)
2・内村惣一郎、北川忠男(シピック)
3・金谷 修、稲葉広志(ダットサン510)
4・三宅香人、安藤雅彦(レオーネ)
5・服部克己、脇田時史(カリーナGT)
6・有馬清徳、青木勝弘、入部俊信(ジェミニ)
7・浅見恭士、遠藤誠一(サバンナ)
8・竹之内光夫、横山茂樹(ジェミニ)
9・玉井宏幸、浜田和秀(バイオレット)
10・石川英正、井村博美(レビン)
11・西田晴彦、石田耕造(トヨタ)
12・畠山和憲、畠山 香(ランサー)
13・木村和男、木村 稔(ブルーバードU)
14・藤沼秀一、久保 宏(チェリーXl)
15・宮原信良、金子達男、金子孝男(ダットサン510)
16・富田祐次、井上進一(ランサー)
17・大和幸一、小沢利美(ランサー)
18・杉山宏和、山本 徹(ダットサン)
19・小山哲男、原田文雄(サニー)
20・吉田映治、山田良春(ランサー)
21・池田秀隆、山際幸雄(カリーナ)
22・田中 裕、脇屋公雄、斉藤誠一(カペラRE)
【リタイア】
・小松原正貴、中川龍太、三渕 誠(サバンナGT)
・柴崎 孝、平野喜正(カローラ)
・新井和夫、神田 滋、上原雅彦(レオーネ)
スペシャルステージ(SS)が、花巻温泉の協力で2km弱のコースで行われた。前夜の雨で少しばかり路面が濡れて
いたので、回転を上げればグリップせず、各チームともなかなかアベレージにのせられずにいたのに、このSSを
ダントツで最も速く走ったチームが、チーム・マジョルカの石川/井村組だった。(モータリストスポーツNo.161
1976年10月1日)
北海道から初出場のHIPPOのランサーチーム (畠山和憲/畠山香)は、本大会ただ一人の女性クルーで、
「ただただ完走するのみ」と、さして疲れもみせずに総合12位で、サービス隊なし、ノントラブルでゴールインしたのは
立派なもの。(モータリストスポーツNo.161 1976年10月1日)
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