第15回日本アルペンラリー
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1973年(昭和48年)9月20日〜23日


 従来の2ステージから昼間レスコンの3ステージにして、円滑かつ親技に徹することができ好評を得る。
プライベートに対する応援、サービスも目立ち、15年の質的変化を感じさせた。ファクトリーをおさえプライベートの
平林チームが堂々の連覇。

コース 東京(神宮外苑)〜大宮〜久喜〜矢板〜塩原〜藤原〜山王峠〜田島〜会津高田〜会津若松〜長沼〜
多田野〜喜多方〜柳津〜金山〜六十里越〜十日町〜赤倉温泉(第1ステージゴール)〜戸隠〜長野〜須坂〜松代〜
上田〜美ヶ原〜松本〜奈川渡〜野麦峠〜高根村〜高山〜小坂〜濁河温泉(第2ステージゴール)〜〜長峰峠〜
木曽福島〜薮原〜乗鞍岳〜平湯〜高山〜国府〜神岡〜平湯〜松本〜明科〜青木峠〜上田〜鳥居峠〜三原〜
軽井沢プリンスランド

距離 約2000km

概略
・第1ステージ 東北地方が組まれたのは第8回大会以来のことでほとんどが処女コース。全般的にハイアベレージにも
かかわらず、路面が比較的よかったこともあり、各チームとも好成横を獲得した。
・第2ステージ 霧のため、美ヶ原ではオンタイム走行がむずかしく、コース図の確認もできないくらいで、ミスコース車が
相次いだ。
・第3ステージ 勝敗を分けた乗鞍山頂で、前日までトップだった水戸部チームが足回りのトラブルで脱落、これを追って
いた片川チームは力あまって異例の早着減点をくう。結局、全コースをコンスタントに走った平林チームが優勝となった。

参加台数 84台

【総合順位】
優勝 平林 武、森実えり子(ブルーバード)
2・片川敬二郎、伊藤哲郎(ランサー1600)
3・関根基司、池田 隆、石垣 勤(スカイライン1800)
4・三浦 正、加藤光久(バイオレット)
5・中川 一、加藤敏文(ランサーGSL)
6・塗矢真知夫、角地功男(シピック)
7・神田 修、武藤 正(ブルーバード1800SSS)
8・木島栄一、寺田 駿(ベレット1600GTR)
9・中村真久、中村泰三(ブルーバード1800SSS)
10・池田幸敏、山橋誠一、今井和幸(ギャランAUGS)
11・有馬清徳、大西重樹(ベレットGTR)
12・山本善嗣、丸山重次、門司修郎(ブルーバードSSS)
13・飯田収一、飯田廣子(サニー1200GX)
14・坂本政行、清水 浩(ブルーバード1800SSS)
15・水戸部喜一、黒田正彦(ブルーバード1800SSS)
16・木村 勲、木村 博、安藤雅彦(レオーネ)
17・竹本省平、竹本泰英(スバル1300G)
18・飯島一美、関根弘良(ギャランGTO)
19・夏井邦彦、加藤正美(ギャランGTO)
20・大崎 麓、伊藤輝芳、大崎 光(ギャラン16LGS)
21・佐藤広志、石井孝夫(レオーネクーペ)
22・三浦貞夫、成田昭一、鶴ケ谷慶市(ブルーバード1800)
23・柑本寿一、吉田高嶺、高橋次雄(スカイライン1800)
24・相場計人、西牧徳光(スプリンタートレノ)
25・西川雄治、川越光広(ランサー)
26・佐藤武志、谷島輝一、岸 一美(サバンナ)
27・今井照幸、川井順一(ブルーバード)
28・上田勝久、玉井宏幸(コンソルテ1200GS)
29・松原功卓、茂手木浅代、秋谷富士夫(コンソルテ)
30・森田正美、吉秋雅俊、大門 優(ギャラン16L)
31・岩岡弘人、大谷 進(カリーナ)
32・谷 和敏、長谷川千尋(ギャラン16LGS)
33・小野洋一、土肥康嗣(フエローMAX)
34・富田祐次、内島 忠(フェアレディZ)
35・平野侶三、木村正公(スカイライン)
36・樋口 登、直野克己(セリカGT)
37・木田 伸、吉田 尭(ブルーバード)
38・秋本光治、土居正昭(レオーネGSR)
39・中村年明、黒田芳行、高橋利彰(ギャラン16L)
40・中原祥雅、江口純一(フエローMAX)
41・北村紀興、鈴木健造(ブルーバード)
42・石井惇之、今泉浩晃(サバンナGT)
43・野々下純生、大塚一末(フェアレディZ)
44・橋本 博、佐藤勝一(ダットサンZ)
45・高橋恒男、高橋幸男(カローラレビン)
46・草桶広之、網野邦義(フエローMAX)
47・柚木俊彦、日出 保、吉本正春(カリーナGT)
48・西田晴彦、脇坂 務(ブルーバード)
49・気境猛雄、垣内常夫(シピック)
50・関口 保、横山欽一(バイオレット)
51・手綱 彰、黒木勇雄(フェアレディZ)
52・小荷田守、吉本 裕、富樫克己(レオーネST)
53・藤原昌彦、太田 登(サニー1200GX)
54・大薮成人、近藤芳郎(ブルーバード)
55・石橋雄一、鈴木哲雄(117クーペXC)
56・藤野一雄、関 佑司(サバンナ)
57・新井和夫、中久木義孝(ギャラン16LGS)
【リタイア】
・田崎康夫、田崎健夫、大沢義彦(チェリーXl-R)
・竹内修吾、小池正幸(ベレットGT)
・鈴木伊能勢、福島 孝、神蔵 浩(ギャラン)
・本吉邦俊、酒井 透、熊谷良一(ギャラン)
・久下谷元宏、炭田 仁(サニー)
・中島精一、村田源土郎(ベレット)
・寺尾慶弘、田中 聡(フエローMAX)
・蕪木忠雄、西方正夫(ブルーバード)
・四宮正道、益田 豊(ベレット)
・内藤和成、松野 久(ギャラン)
・柿本陸生、中尾敏正、伊藤俊哉(スカイライン)
・内村惣一郎、安部信義(シビック)
【タイムアウト】
・酒井敬治、横谷 広(スバル1300)
・大久保茂、鈴木克己(スバルA15Z)
・小原 保、菅野達之(フエローMAX)
・王 延輝、井上公子(ギャランFTO GSR)
・奥貫千年、大石年之(カローラレビン)
・服部克己、神野久由(ランサー)
・佐藤献二、鈴木邦男、安部秀顕(スカイライン1800)
・金子繁夫、岩崎尚司(ベレットGTR)
・浅川虎実、中村雅行(サバンナ)
・跡部義和、大久保修(フェアレデイZ)
・横瀬友則、大場春夫(レオーネRX)
・中村 晃、緒方範夫(コルト1600FTO)
・小森弘隆、椎名好文(トレノ)
・内田武文、大矢志朗、富山栄男(ブルーバード)
・杉田皓生、山内 亨、古庄 孝(シピック)


●神宮外苑をスタートする久下谷チームのサニー                 ●神宮外苑をスタートする相馬チームのスプリンタートレノ

●神宮外苑をスタートする塗矢・角地チームのシビック              ●跡部・大久保チームのフェアレディZ

●酒井・横谷チームのスバル1300                          ●佐藤・石井チームのスバル・レオーネクーペ

●塗矢・角地チームのシビック                            ●ISCC有馬・大西チームのベレットGTR

●ISCC金子・岩崎チームのベレット1600GTR                    ●NDC東京の田崎・大沢チームのチェリークーペX-1

●DCCS小野・土肥チームのフェローMAX                      ●PMCS佐藤・鈴木・阿部チームのスカイライン1800

●赤倉温泉でのレスコン                               ●DCCS上田チーム(18)と、松原チームのコンソルテ(32)

●5位に入賞した中川・加藤チームのランサーGSL                ●高橋・高橋チームのカローラ・レビン

●ゴールに入る飯島・飯島・関根チームのギャランFTO             ●優勝を果たした平林・森実チーム

出典: 日本アルペンラリーの足跡/澁谷道尚/湧水社出版(1996/05) ISBN: 4-946520-01-5


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