モーターフェスティバル コルモラーニ 2008 in ぎふ
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2008年10月18日と19日に岐阜市のメモリアルセンターでコルモラーニ2008が開催されました。
このイベントは2002年から「モーターフェスティバル コルモラーニ 世界一くるまの王国フェスタ実行委員会」によって開催され、今回は7回目になります。
国産の旧車から、イタリアのスーパーカーまで何でもありのクルマの祭典です。参加に年式の制限がなく、旧車も最新式のクルマも一緒に展示されているのが特徴です。
開催にあたり岐阜県・岐阜市・大垣市・各務原市から助成を受けており、これらの地域の商工会議所や観光協会など多数の団体の協力を得て、運営はフィオレンティーナ470クラブが行なっています。
会場では立派な40ページ余りのオフィシャルプログラムが無料で配布されており、参加車両のリストの他、スポンサーの広告が掲載されています。
参加車両は公式プログラムによると、約180台で、メモリアルセンターの広い芝生の上にクラシックカーやスーパーカーなどが展示されました。
会場の中は北東部には日本車、南東にはドイツ車、南西にはイタリア車、北西には欧州車が展示されていました。
一日目の午前には岐阜市内を走るフィオレンティーナ・コルモラーニ・パレードがありました。 パレードと言っても多数の車が市内の中心部を走りまわるだけで市民も何があるのか気づいていない様子です。 午後はメイン会場の岐阜会場からコルモラーニ・ランと称して、薄墨桜と断層で有名な本巣市の根尾までのドライブが行なわれました。
同時に大垣市と各務原市の会場からそれぞれメイン会場に向けたコルモラーニ・パレードが行なわれ、初日の夕方にはメイン会場であるメモリアルセンターにすべての車両が勢ぞろいし、夜は岐阜グランドホテルでパーティが開催されました。
クルマとファッションがうまくマッチした参加者に賞が贈られる例年の行事であるベストドレッサーのコンクールは、昨年まで68年式メルセデスベンツの後藤ファミリーが3年連続で優勝をさらい、今年はコルモラーニ名誉ベストドレッサーとして、今年の入賞者に賞を授与しました。
ニ日目は初日同様に市内を走るフィオレンティーナ・コルモラーニ・パレードがあり、午後は車両の展示が行なわれました。
会場にはオートジャンブルやうまいもん広場なども設置され、ステージでは岐阜大学のチアリーダーやクラウン・パフォーマンスなどがあり盛りだくさんのイベントで、一般の観客も多く昨年に引き続き天候に恵まれて素晴らしいイベントでした。





日本車、ドイツ車、英国車、イタリア車、フランス車、米車の順で、原則的に国別、ゼッケン順に掲載。レプリカはオリジナルの国に分類。
なお、最下段にはエントリーリストを掲載。


左[003] フィガロ (1991/大阪) 大阪から女性のオーナーが参加
右[007] サニー (1968/岐阜) 初代のサニー


[020] セリカ2000GT (1977/三重)


[021] ホンダS600 (1964/京都)


[022] ホンダS500 (1964/京都) ホンダS500は生産台数もきわめて少なく、オリジナルに忠実な珍車である。
 バンパーが一文字になっているのが特徴。


[026] トヨタスポーツS800 (1965/三重)


左[037] スカイラインGT−R (1969/長野)
右[039] トヨぺット コロナマークU2000GSS (1974/岐阜) ツインカム型のエンジンとソレックスキャブと5速ミッションを装着したスポーティなハードトップ。


[053] スカイライン2000GTハードトップ (1971/愛知)


[217] くろがねKP−2 (1953/愛知) 今はほとんどみかけなくなった三輪トラックである。

ソフト帽をかぶった当時のクラッシクな服装の医師が看護婦を乗せて往診に出かけるという想定のコスプレも凝っている。
ドライバーの皮製のスパッツに注目。

進角装置はないので、バーハンドルのレバーで手動で進角を調整した。アクセルもバーハンドルについているレバーで、右足はブレーキ、左足がクラッチであるのは自動車と同じ。
潤滑オイルは落下式のようで、オイルパンは無く、当時は未舗装道路であったことからオイルが垂れ流しで、この車体には自作で琺瑯製のバットのオイル受けが取り付けてあった。画像はそのオイル受けからペットボトルにオイルを抜いているところである。


左[243] ホンダ S600 (1964/愛知)
右[256] ブルーバード410型 (1966/三重) ピニンファリーナのデザインで登場したが、尻が下がっていると不評だったデザインで画像の車両はマイナーチェンジでテールライトが改良されたモデル。ピニンファリーナのデザインなので、良くみると、アルファロメオなどとの類似点も多い。


左[258] ホンダ S800 (1967/岐阜) 隣のS600との外見上の違いはボンネットのバルジとグリルのデザインである。
右[260] ホンダ S600 (1966/岐阜)


左[305] 三菱・コルト 1100F (1969/福井) コルト1000Fは三菱の国際ラリー車第1号としてサザンクロスラリーにも参戦している。
右[306] ホンダ S600 クーペ (1965/岐阜)


左[307] いすず117クーペ (1977/富山) 当時すでに燃料噴射を備えており、先進的なメカである。この車両はオリジナルの塗装を保ち、大切にされているコンディションの良好な車体である。
右[310] トヨタ・カローラGT(1981/岐阜) 当時流行したトムスの井桁デザインのホイールを装着している。


[311] スカイラインGTRハードトップ (1971/岐阜)


左[322] レクサスISF (2008/岐阜)
右[323] トヨタ 2000GT (1969/岐阜) 後期型のトヨタ2000GT。


左[324] トヨタ 2000GT (1969/東京) 前期型のトヨタ2000GT。
右[325] トヨタ 2000GT (愛知) 後期型のトヨタ2000GT。


勢ぞろいしたトヨタ 2000GT

勢ぞろいしたトヨタ 2000GT


左[326] トヨタ 2000GT (栃木) 前期型のトヨタ2000GT。
右[501] トヨタ 2000GT (1970/岐阜) 後期型のトヨタ2000GT。


左[507] スバル360 (1967/岐阜) てんとうむしの愛称のスバル360。デザインは今なお新鮮。
右[519] トヨタ・セリカ (1971/岐阜)


左[501] トヨタ 2000GT (1968/岐阜) 前期型のトヨタ2000GT。子供用のトヨタ2000GTも前期型なのに注目。
右[530] ミツオカK2 (1998/岐阜) 原動機付自転車、つまりスクーターのエンジンとCVTで走行する。


左[533] RX−8
右はスタッフのホンダS600。


左[534] トヨタ・メガクルーザー (1996/岐阜)


スタッフのカローラ・レビン (岐阜)


スタッフのスカイラインGTR (岐阜)


[011] メルセデス・ベンツ (1968/岐阜) 新車からワンオーナーで大切にされた非常にコンディションの良いメルセデス・ベンツ。
オーナーファミリーは2005年のコルモラーニから3年連続でベストドレッサー賞を受賞し、今年も特別賞を受賞。
一日目と二日目は服装と花束の色が違い、カラーコーディネーションといい素晴らしいベストドレッサーぶりを示した。
本職は人形店の経営だけあって、まさに生き雛(いきびな)のような見事な姿で、家族で楽しむ旧車のお手本のようで羨望の的だった。


[024] ベック・スパイダー (1993/三重) ガルフカラーに塗りわけられたベック。ジェームス・ディーンが事故死したポルシェ550スパイダーのレプリカ。


[031] ポルシェ911 (1996/京都) 空冷最後の993系ポルシェ911。


左[002] ポルシェ930ターボ (1988/大阪)
右[034] ポルシェ911カレラ (1989/兵庫)
前から見ると違いはほとんどわからないが・・・・


左[002] ポルシェ930ターボ (1988/大阪)
930系の3リッターエンジンが搭載され930ターボとも呼ばれる911ターボ3.3
右[034] ポルシェ911カレラ (1989/兵庫)
前後のフェンダーの張り出しでターボとカレラの違いが判る。リアスポイラーのエッジの形状も僅かに異なる。
なお、ナローモデルと比較して非常に車幅が広いように思われるが、ボディのくびれた部分つまり、ドアの部分ではナローモデルもターボも変わりはないはずである。


[314] ポルシェ930ターボ・カブリオレ (1989/岐阜)
911ターボ3.3をオープンボディにしたカブリオレ・モデル


左[035] BMW M3 (1997/群馬)
右[036] メルセデス・ベンツ (1974/岐阜)


[038] ポルシェ911S (1972/富山) ナローと呼ばれるスリムなボディで2.4リッターのエンジンにボッシュの機械式燃料噴射で190馬力を出していた。


[044] BMW M1 (1981/栃木) ミッドシップにターボチャージドの3.5リッターの6気筒DOHCエンジンを搭載したBMWのスーパーカーで数百台しか生産されなかった珍車である。


左[054] ポルシェ911 (1994/岐阜) 空冷最後の993系ポルシェ911。
右はポルシェ911カレラS (岐阜)これも空冷最後の993系ポルシェ911。


[207] ポルシェ959ルック  オリジナルの959はターボ付きの4駆であるが、このモデルは88年式の911カレラ3.2を巧く959ルックに仕立て上げてある。メーターはデジタル化され、ダッシュボードなども大きく改造が加えられている。外観はオリジナルの959はカレラ3.2と同じリアガーニッシュであるが、このモデルは大きくFOLGERと表示したリアガーニッシュで959ルックであることを示している。


[223] メルセデス・ベンツ280SL (1968/東京) 素晴らしくコンディションの良い280SL


[225] BMW イセッタ (1960/京都) 後輪がひとつの三輪車かと勘違いするが、後輪のトレッドが極端に狭い4輪。2サイクルのエンジンで、前から乗り降りする変わったデザイン。


左[302] フォルクスワーゲン・ゴルフ (1992/岐阜) ゴルフ2と呼ばれる二代目のゴルフ
右[304] フォルクスワーゲン・ゴルフ・カントリー (1991/愛知) オーストリア製の4駆のゴルフ2で、ホイールハウスの隙間をゴルフ2と比較するといかに車高が高くなっているかよくわかる。


[330] メルセデス・ベンツ 190SL (岐阜)


左[303] ポルシェ356A (1958/愛知) 1958年の生産台数5994台と希少な車である
右[532] ポルシェ356A 1600 Super (岐阜)
下の画像の356Cタイプと比較すると、シルエットは類似しているが、ボンネットやフェンダーのデザインが微妙に違うのが良くわかる


[356] ポルシェ 356 カブリオレ 2000GS カレラ (カレラ2) (1962/岐阜) 356シリーズの最後モデルとなった356Cタイプ
ポルシェ904と同じツインカム4気筒エンジンが搭載され130馬力を出している。(同じエンジンでも904はチューンの違いで155〜180馬力)


左[513] メルセデス・ベンツ 220S (1963/愛知) ナンバープレートが新車からのオリジナルのままであるのに注目
右ポルシェ・ケイマン (奈良)


左[004] ケーターハム・スーパーセブン GT クラシックスペシャル (1997/岐阜) ケントエンジンと5速ミッション、リアがリジッドでクラシックな雰囲気を出しているスーパーセブン
右[008] モーガン・プラス8 (1996/岐阜)


左[009] TVR T350t (2003/神奈川)
右[013] MGB (1980/神奈川) 巨大なドライビングランプ(シビエのオスカ−プラス?)が装着されている


左[016] モーリス・ミニ・トラベラー Mk−1 (1963/長野)
右[312] オースチン・ミニ・カントリーマン Mk−1 (1965/三重)


左[029] ミニ ピックアップ (1978/岐阜)
右[046] ミニ (1991/岐阜)


[028]  ケーターハム・スーパーセブン VTA−S (1998/岐阜) ベガンチューンのツインカム,ドライサンプのエンジンを搭載した希少なスーパーセブン


左[025] TVR タスカン (2003/東京)
右[040] TVR CHEMAERA 400 (1999/神奈川)


[033] TVR タスカン S (2004/愛知) 左右に三つずつ並ぶライト、ボンネットのエア抜き、グリルのデザインすべてがユニークだが、特殊な塗料を使っており、僅かの視角の違いで色が大きく変化して見える。左右の画像はナンバープレートが違うが実際は同一車両である。


左[050] ケーターハム・スーパーセブン (1995/岐阜) ハードトップを装着しているセブンは珍しい
右[055] ロータス・セブン (1968/岐阜) スーパーセブンの先祖にあたる本家のロータスセブン


[224] ロールスロイス・シルバークラウドV・フライングスパー・スポーツサルーン (1966/愛知) ボディは超長く迫力があるが名前も超長い


左[232] ロータス・エラン 1600 (1965/三重)
右[257] オースチン・ヒーレー・スプライトMKTアシュレーGTS (1959/岐阜) アシュレー社のボンネットやハードトップを装備したスプライトMKT。


左[235] ケーターハム・スーパーセブン 1700SS (1994/岐阜)
右[236] ケーターハム・スーパーセブン BDR (1992/愛知)


左[032] ロータス・ヨーロッパ・スペシャル (1974/岐阜)
右[240] ロータス 2 イレブン (2008/静岡)


[315] ロータス・ヨーロッパ・スペシャル (1974/東京) ツインカムエンジンのインテーク側のカムシャフトを延長してプーリーを取り付け、オルターネーターを回している


[510] ロータス・ヨーロッパ S2 (1969/愛知) 


左[313] ローバー・ミニ ERA (1991/岐阜) SUキャブレターにギャレット製ターボで95馬力を発揮
右[332] カーボディーズFL2 (1965/愛知) ロンドンではタクシーとして走っている


左[407] ベントレー・ターボRT (1998/三重) 6747cc 404馬力で、ボディは2.4トン
右[527] アストン・マーチン DBS (東京) 517馬力で1.7トンのボディを走らせる


[503] ロータス・エラン S2 (1995/愛知) エンジンはいすず製でのカムカバーにはいすずとLOTUSの名前が入っている。同じエンジンがジェミニにも搭載されている


左[504] ロータス・エスプリ S4 (1994/愛知)
右[518] ロータス・エスプリ S3 (1985/愛知)


左[506] ウェストフィールド SE1 スポーツ (岐阜)
右[511] ウェストフィールド SE1 スポーツ (1991/愛知)
ケーターハムと似ているが、FRPボディを被っているのが大きく異なる


[529] アルティマ・スポーツ (1995/岐阜) 1983年に角型のパイプでスペースフレームのスポーツカーを作りだした会社で、マクラーレンもアルティマを購入して参考にしている。シボレー5.7 リッターV8エンジン(355馬力) を搭載
こんなクルマでもナンバーをつけて公道を走ることができる


左[001] ホール・スーパーパンテーラ (1972/愛知)
右[023] デトマソ・パンテーラ (1972/滋賀)


左[005] フェラーリ F355 ベルリネッタ (1997/愛知)
右[024] アルファ・ロメオ 155DTH (1996/愛知)


左[010] フェラーリ F430 (2007/岐阜)
右[018] フェラーリ F355 (1997/愛知)


左[019] フェラーリ 360 モデナ (2004/奈良)
右[249] フェラーリ F355 (奈良)


[027] フェラーリ 308GTB QV (1984/岐阜)


[218] ディーノ 246 GT (1971/東京)


[221] デトマソ・パンテーラ (1973/愛知)


左[308] フィアット X-1/9 (1977/滋賀)
右[327] フェラーリ 512TR (1992/富山)


左[328] フェラーリ F355 (1995/富山)
右[408] ディーノ 246 GT (1971/愛知)


[329] アルファ・ロメオ SZ (ES30) (1991/富山)


左[333] マセラティ・グランスポーツ (2005/岐阜)
右[502] マセラティ 3200GT (1999/京都)


[521] ランボルギーニ (大阪)


デトマソ・パンテーラ (愛知) エンジン直後にミッション、その上に太いエキゾーストパイプが這い回っている


左 デトマソ・パンテーラ GTS
右[328] フェラーリ 512 (滋賀)


左[015] プジョー 206 (2000/群馬)
右[017] ルノー・サンク・ターボT (1980/静岡)


左[219] アルピーヌ・ルノー A310 (1974/愛知)
右[528] ルノー・クリオ・スポール V6 (2003/愛知)


左[048] シボレー・コルベット C-1 (1960/岐阜)
右[049] キャディラック・エルドラド (1975/滋賀)


[052] フォード・コブラ (1966/富山)

フォード・コブラのエンジンルーム


左[202] シボレー・コルベット (1993/愛知)
右[203] シボレー・コルベット (1999/愛知)


左[204] シボレー・コルベット (2007/愛知)
右[205] シボレー・コルベット (2007/愛知)


左[208] シボレー・コルベット・コンパーチブル (1999/群馬)
右[210] シボレー・コルベット (1991/岐阜)


左[212] シボレー・コルベット (1981/岐阜)
右[213] シボレー・ベルエア210 (1955/岐阜) ボンネットの上の巨大なエアースクープが目を惹く


左[214] シボレー (1996/群馬)
右[222] シボレー・コルベット C-3 デイトナ (1980/岐阜)


左[229] ポンティアック・ファイアーバード (1994/岐阜)
右[230] サンダーバード (1962/愛知) 車高調整装置がついていて画像は一番下がった状態


左[233] フォード・コブラ (1986/岐阜)
右[242] シボレー・カマロ Z28 (1992/滋賀)


[301]  クライスラー・ダッジ・バイパー (1998/岐阜)






なお、2009年については、急激に変化した社会・経済環境を考慮して次回2009年の開催を見合わせるという決定が実行委員会においてなされています。


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